お知らせトピックス2017-023

【大分大学 バンコクオフィス活動報告】
第6回日タイ内視鏡トレーニングコース -応用編- 参加

 5月30日から31日,チュラロンコン大学医学部附属病院にて,JICAとの共同事業である「The 6th Japan-Thailand collaboration program for advanced endoscopic surgery training course」が開かれました。この事業は,タイに内視鏡外科手術の手技の向上を図るプロジェクトであり,第1回,第2回,第4回,第5回はタイ・バンコクにて,第3回は,本学での受け入れ研修が行われ,今回がプロジェクト最後の研修となりました。本学消化器外科学講座から猪股雅史教授を始め5名の医師と,病理医であるバンコクオフィスの内田智久助教が訪問し,タイの若手外科医の指導に当たりました。
 タイの若手外科医が集まり,30日は,最先端の腹腔鏡手術についての講義と,トレーナー教育のためのビデオセミナーが開催され,31日は,特殊処理したご遺体(cadaver)を使用し,実際の手術に近い質感と操作感で,より実践的な手術シミュレーション研修を行いました。
 JICA支援の下での研修は今回が最終回となりますが,タイでの活動はMESDA(Mekong Endosurgery Development Association)に引き継がれ,タイの研修で培った内視鏡技術指導はロシアや中東等へ展開されようとしています。本学の国際貢献の場は広がりを見せ,国際医療分野での先進的な取り組みとして注目を集めており,今後が非常に楽しみです。

*大分大学バンコクオフィスでは,タイならびに周辺諸国での活動(研究,学生交流,その他)を支援しています。
 お気軽にバンコクオフィス(tomohisa@oita-u.ac.jp)までお問い合わせ下さい。


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河野先生,猪股教授,赤木先生,平下先生,高山先生<br>(左から)
河野先生,猪股教授,赤木先生,平下先生,高山先生
(左から)
参加者全員で集合写真
参加者全員で集合写真