お知らせトピックス2019-075

災害時におけるドローン情報共有化に関する実証実験を行いました

 1月29日から30日にかけて,日田市小野地区にて,災害時におけるドローン情報共有化に関する実証実験を行いました。これは大分県内各地で発生する災害情報を産学官が連携し,大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(以下,減災センター)と株式会社ザイナス(大分市),SAPジャパン株式会社が共同開発を進めるEDiSON(エジソン/災害情報活用プラットフォーム)に情報を集約・分析し,迅速な災害対応を可能とする仕組みを構築するものです。これらは大分県測量設計コンサルタンツ協会や大分県建設業協会日田支部,さらには国や大分県をはじめ市町村(今回は日田市)とともに災害情報をいち早く把握するため,雨天に加え夜間や昼間に限らず情報を取得する取組みを進めています。
 29日は夜間の被災状況把握を目的とした情報収集(担当は大分県測量設計コンサルタンツ協会:株式会社日建コンサルタント,全天候型赤外線および照明付きドローンを使用),30日は昼間情報(大分県建設業協会日田支部:河津建設株式会社)をドローンによって取得し減災センターのEDiSONで共有しました。これら実証実験で得られた作業性や情報をもとに,関係機関とともに災害時おける情報集約・活用に関して検討を進めます。

注)ドローンの夜間飛行に関しては大分県測量設計コンサルタンツ協会(株式会社日建コンサルタント)および大分大学ともに許可を得ています。本実験に関しては小野地区皆様の同意と賛同を得ているとともに,大分県および日田市等の協力を得て実施しています。

大分県測量設計コンサルタンツ協会(夜間)
大分県測量設計コンサルタンツ協会(夜間)
夜間飛行の様子
夜間飛行の様子
大分県建設業協会日田支部(昼間)
大分県建設業協会日田支部(昼間)
EDiSONへの情報の登録・共有の確認
EDiSONへの情報の登録・共有の確認