本学経済学部大井研究室と，大分県立三重総合高校メディア科学科，豊後大野市（技術協力で日本工営株式会社）という自治体と地域の大学・高校が連携して，公共交通利用のきっかけとなる社会実験（外出支援）を行うとともに，実験効果の検証，公共交通に対する潜在需要・ニーズの調査を行ってきたプロジェクト「大人の社会見学」事業（2014～19年度実施，2020・2021年度はコロナの影響で休止中）について，一般社団法人日本モビリティ・マネジメント会議より「令和3年度JCOMMマネジメント賞」を受賞しました。8月20日に熊本城ホール（熊本市）で開催された第16回日本モビリティ・マネジメント会議において授賞式と授賞者記念講演が開催され，本学からは経済学部門の大井尚司教授が，また，三重総合高校，豊後大野市，日本工営株式会社からも関係者が出席・登壇しました。
　同会議から「自治体・高等学校・大学の連携と役割分担により地域住民のバス利用促進に取り組むとともに，地域公共交通網形成計画にも位置付けられている点が高く評価でき，大人の社会見学という魅力的なネーミングも秀逸でした。プロジェクトによって，参加者のコミュニティバスへの理解度の向上や一定の地区でイベントをきっかけにしたバス利用者の定着や利用促進など地区主体の動きもみられ，取り組んでいる高校生の人材育成効果も確認されていることからJCOMMマネジメント賞に選定されました」と講評されました。

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