お知らせトピックス2021-033
大分大学発ベンチャー「株式会社おおいたCELEENA」設立報告及び立地協定調印式を実施
理工学部共創理工学科応用化学コースの衣本太郎准教授らが,本年9月に大分大学発ベンチャー企業である「株式会社おおいたCELEENA」を設立しました。本ベンチャー企業は,竹を原料としたセルロースナノファイバーの製造・販売・研究・開発等を行うもので,“大分大学プロセス”として製造されるセルロースナノファイバーは,脱プラスチック・省プラスチックに貢献できるエコ素材として各方面から大きく注目されています。
本ベンチャー企業の工場の設置場所として竹田市から市内の幼稚園跡地を提供されることとなり,10月18日に本学にて設立報告と同時に立地協定の調印式を行いました。
株式会社おおいたCELEENA代表取締役社長兼CEOの西脇毅氏からは「今後のビジョンとして,CELEENAの製造・販売を通じて循環型経済社会,脱炭素社会の実現を目指していきたい」,竹田市長の土居昌弘氏からは「過疎や超高齢化といった課題がある竹田市であるが,地域の活力を生み出す新しい産業を竹田市としても逆転の一打として全力でバックアップしていきたい」という挨拶がありました。
理工学部准教授であり,株式会社おおいたCELEENAの取締役兼CTOである衣本氏は「竹田市から宇宙につながるものや特徴のある化粧品が出るなど,竹田市のブランディングに役に立てるように引き続き研究・開発を続けていきたい」と意気込みを述べました。
CELEENAは製品化にあたり,化粧品としての転用を計画していますが,人工衛星の材料としての活用についても研究・開発を進めることとしており,今後の展開が期待されます。