お知らせトピックス2021-044

工学研究科の学生が令和3年度九州地区高分子若手研究会・冬の講演会でポスター賞を受賞

 本学工学研究科応用化学コース1年の倉岡直輝さん(檜垣研究室)が,12月2日にオンラインで開催された「令和3年度九州地区高分子若手研究会・冬の講演会」でポスター賞を受賞しました。
 本研究会は,主に九州地区における高分子科学分野の研究に取り組む大学院生・若手研究者を対象に研究討論と情報交換,ならびに参加者の交流を通して,当該分野における人材育成と研究の活性化を目的としています。
 倉岡さんの発表した「ポリ(2-イソプロピル-2-オキサゾリン)/ポリカルボキシベタインブロック共重合体希薄溶液の会合特性」の研究は,所属する檜垣研究室で初めて合成した新規両親水性ブロック共重合体の溶液中における会合状態を動的光散乱測定に基づいて計測し,分子量,温度,溶媒組成に応じた会合特性を明らかにしました。水性環境下で環境に応じて相分離が誘導される新たな高分子システムであり,生体適合性の高い分子で構成されるため医用材料開発の基礎となる研究成果です。

 受賞者一覧はこちら(高分子学会 九州支部ホームページ)
 檜垣研究室ホームページはこちら


受賞した倉岡さん