教育学部の都甲由紀子准教授が第6回辻村みちよ賞を受賞し，2月15日にオンラインで授賞式が行われました。
　この賞は，お茶の水女子大学卒業後数多くの女子学生を育て茶の成分について長年にわたって優れた研究を行い日本初の女性農学博士として活躍した辻村みちよ博士の功績を称え，家政学・生活科学の諸分野において顕著な業績を挙げた女性を顕彰することを目的として設立された賞です。
　都甲准教授は，「天然色素の染色研究と被服学に関する家庭科の教材開発」の業績において表彰されました。家政学・生活科学を中心に据えた視点に立ち，天然染料による染色が，人間生活へどのように関わり貢献しているかについても探究しているという点に特徴があります。ブータン王国における天然染色の研究内容を小中高の家庭科衣生活分野の教材開発や教育プログラム（JSPSひらめき☆ときめきサイエンス等）の継続的な実施に役立てています。九州で育つ動植物由来の天然色素による染色研究とその教育実践への応用にも取り組んでいます。

　■2021年度お茶の水女子大学賞授賞式
　■2021年度「第6回辻村みちよ賞」選考結果報告
　■都甲由紀子研究室