お知らせトピックス2021-052

工学研究科の渡邊さんが日本顕微鏡学会第64回シンポジウムで優秀ポスター賞を受賞

 工学研究科 博士前期課程 工学専攻 応用化学コースの渡邊実希さん(衣本研究室)が,11月24から26日まで九州大学医学部百年講堂で開催された日本顕微鏡学会第64回シンポジウムにて,優秀ポスター賞を受賞しました。発表題目は,「IL-FE-SEMとICP-MSによる燃料電池用Pt/C触媒の定量的劣化解析」です。
 日本電子顕微鏡学会は個人会員約2,000名,法人会員約77社からなる学術機関で,電子顕微鏡およびその周辺に関する学問分野の発展を通じ,社会および産業界に寄与することを目的としています。
 この学会のシンポジウムにて,燃料電池の一種である固体高分子形燃料電池(PEFC)用のPt/C触媒の劣化機構を,本学の独自技術である同一箇所電界放出型走査電子顕微鏡(ナノメートルレベルで同じ場所を観察する方法;IL-FE-SEM)法と誘導結合プラズマ質量分析(ICP-MS)法を組み合わせて,定量的に明らかにした研究成果を発表し,受賞しました。
 渡邊さんは,「この度は,ポスター賞という栄えある賞に選んでいただき光栄に思います。サポートしていただいた皆様に,この場をお借りして深く御礼申し上げます」と話しています。


受賞した渡邊さん