お知らせトピックス2022-055

医学科西田昌弘さんが筆頭著者の論文が国際学術誌Communications Biologyに掲載されました

 医学部医学科5年の西田昌弘さんが、教育プログラムで実施した研究内容を発表した論文が、国際学術誌である「Communications Biology」に掲載されました。
 理工系、医学系では、学部で知識を身に付け、大学院で研究するというのが一般的なため、学部学生が筆頭著者の論文が国際学術誌に掲載されることはほとんどありません。しかしながら、西田さんは筆頭著者として、国際学術誌に掲載されるという快挙を成し遂げました。西田さんは、2年生の終盤ごろから研究室に通い始め、約2年間にわたり地道な研究を行い、今回の成果に至りました。当該研究は、突然変異によって抗がん剤が効きにくくなる変異を獲得したがん細胞に対して駆除効果を発揮する物質を同定し、その薬理学的作用を解明したという基礎研究で、次世代の新薬の開発につながる重要な知見となることが期待されます。
 11月28日には西田さんの功績に対して学長表彰が行われ、北野正剛学長より賞状と記念品が授与されました。コロナ禍で制限もある中、本学からも優秀な若手人材が着実に育っています。自分も高いレベルの研究をやってみたいと思う学生の皆さんは思い切って研究室の門を叩いてみてはいかがでしょう。

画像解析の様子
画像解析の様子
クリーンベンチでの細胞培養
クリーンベンチでの細胞培養
学長表彰の様子
学長表彰の様子
表彰後の集合写真
表彰後の集合写真