お知らせトピックス2022-058

医学部皮膚科学講座の酒井貴史助教が2022年度LEO財団賞アジア太平洋地域賞を受賞

 大分大学医学部皮膚科学講座の酒井貴史助教が、2022 LEO Foundation Award(2022年度LEO財団賞アジア太平洋地域賞)を受賞し、12月2日に、長崎県の出島メッセ長崎で開催された日本研究皮膚科学会(47th JSID, 国際学会)の場で、学会理事長の京都大学皮膚科椛島健治教授から発表されました。

 LEO Foundation Awardsは、デンマーク最大の商業財団の一つであるレオ財団が、皮膚研究への卓越した貢献と、皮膚疾患の新しい治療法を開発する可能性を持つ、世界中の優れた若手研究者や科学者に贈る賞で、南・北アメリカ、EMEA(欧州・中東・アフリカ)、アジア太平洋地域の3つの地域で、それぞれ1人年1回授与されます。

 酒井助教の受賞は、アトピー性皮膚炎を引き起こす要因となるトリガーや合併症を理解するための先見的な科学的アプローチが評価されたものです。アトピー性皮膚炎は、皮膚の炎症やバリア機能障害等を特徴とする皮膚疾患で、全人口の20%近くが一生のうち一度はかかると言われています。酒井助教の研究はアトピー性皮膚炎を患う世界中の何百万人もの人々の生活を変える可能性を持つと期待されています。

受賞の挨拶をする酒井助教
受賞の挨拶をする酒井助教
授賞式の様子(左:酒井助教、右:椛島教授)
授賞式の様子(左:酒井助教、右:椛島教授)