お知らせトピックス2022-086
「ベトナム消化器疾病に対する内視鏡医療水準向上支援」によるベトナム人医師研修
令和3年度から経済産業省の技術協力活用型・新興国市場開拓事業(制度・事業環境整備事業)の一環で行っている「ベトナム消化器疾病に対する内視鏡医療水準向上支援」において、2月15日から17日にベトナム各地の病院から本学を来訪したベトナム人医師8名に対し研修を行いました。
北野正剛学長の開会挨拶の後、村上和成医学部消化器内科学講座教授,兒玉雅明福祉健康科学部教授を中心として、講義、トレーニング、内視鏡室の見学や病院内ツアーを実施しました。
ベトナムでは消化器がんが増加してきているものの、早期発見と治療に有用な内視鏡医療の普及が進んでいません。研修参加者は、本学を訪れた3日間の研修で内視鏡について最新の知識・技術を学び、診療ガイドライン整備による内視鏡医療の標準化と水準向上、内視鏡専門医の質・量の増大や専門教育の強化、最新の医療機器の普及について、今後自国でも取り組んでいくとの抱負を述べていました。
本件は、一般財団法人海外産業人材育成協会(AOTS)が経済産業省から委託を受け、一般社団法人アジア医療教育研修支援機構(AMETS)(理事長:北野大分大学長が理事長)の協力により、大分大学医学部消化器内科学講座を中心に実施しています。