お知らせトピックス2022-087

第12回大分県高大連携シンポジウムを開催しました

 2月18日、本学経済学部101教室において「高大連携による理系女子育成」をテーマに、第12回大分県高大連携シンポジウムを実施しました。40名に及ぶ中高生を含め、県内外より大学・高校・中学関係者100名以上が参加しました。
 基調講演では、佐賀大学ダイバーシティ推進室の荒木薫先生が「女子中高生の進路選択 -その背景と課題-」と題し、女子中高生が理系を選択しない理由は、ロールモデルの欠如、無意識のバイアス(思い込み)、情報不足であると説明しました。また、今後理系女子を支援するためには、大学や地域が行う授業外の学びの場を活用することや、適切な情報やロールモデルを生徒や保護者に提示することが効果的であるとの提言がありました。
 事例発表では、大分豊府高校の森浩之先生が高校での文理選択の現状の説明を、本学理工学部の信岡かおる准教授が自らの進路選択を振り返り、「視野を広く持ち冒険しよう」と呼びかけました。
 意見交換会では、本学男女共同参画推進室長 松浦恵子教授をコーディネーターとして、上記3名の教員に加え、本学理工学部大学院の堀優香さん、理工学部4年の古川杏珠さんがパネリストとなって、参加者からの質問に答える形で活発な討議を行いました。大分大学では、高大連携を通して時代に合った有意義なプログラムを今後とも提供していく予定です。

荒木先生の講演
荒木先生の講演
森先生の事例発表
森先生の事例発表
信岡准教授の事例発表
信岡准教授の事例発表
意見交換会の様子
意見交換会の様子