お知らせトピックス2023-003

「中小企業優秀新技術・新製品賞」産学官連携特別賞の受賞

 4月13日に、理工学部の田中圭准教授が、株式会社スクリムテックジャパンと共同開発した『「タフネスコネクター」を用いた木質ラーメン構造』の技術で、第35回「中小企業優秀新技術・新製品賞」(主催:りそな中小企業振興財団・日刊工業新聞社)の奨励賞および産学官連携特別賞を受賞しました。
 この技術は、SDGsやカーボンニュートラルへの関心の高まりから急激に進んでいる木造建築の大型化高層化に対応できる高強度・高剛性の接合技術であるGIR工法に改良を加えて、この工法の課題であった靭性や地震エネルギー吸収性能を付与するとともに、ビル建設現場での施工性も大幅に改善した技術となります。既に特許をはじめ日本建築センターの評定も取得し、全国で実物件に使用され始めています。
 この技術により、耐震性の高い木造ビルが実現できるようになり、都市の木造化の推進、木材の循環利用、森林資源の有効活用が進むことより、CO₂の排出削減、地球環境保全に寄与します。

開発したタフネスコネクター
開発したタフネスコネクター
大分大学での実験の様子
大分大学での実験の様子
賞状と盾
賞状と盾