お知らせトピックス2023-022

燃料電池に関する研究発表で工学研究科博士前期課程2名が優秀発表賞を受賞

 グリーントランスフォーメーション(GX)への取り組みが、温室効果ガスの削減やカーボンニュートラルの目標達成に向けて急速に進められています。水素は、発電・運輸・産業など幅広い分野で活用が期待されるカーボンニュートラルの実現に向けた突破口となるエネルギー源の一つで、その利用を可能とする燃料電池の開発が進められています。
 理工学部応用化学系クラスターの衣本研究室では、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の “燃料電池等利用の飛躍的拡大に向けた共通課題解決型産学官連携研究開発事業” の委託を受けて、自動車やバス、トラック等に搭載される“固体高分子形燃料電池(PEFC)”に関する研究を進めています。
 この度、その研究成果を発表した工学研究科博士前期課程1年の2名が、以下の通り、優秀発表賞を受賞しました。本学のGX・燃料電池技術に関する人材育成と研究開発内容が認められました。

  • 岩並海翔
    学会名:第30回燃料電池シンポジウム(受賞日:5月25日)
    発表題目:白金担持率の異なるPt/C触媒に対する含アミジン基分子修飾効果

  • 永吉史明
    学会名:第60回化学関連支部合同九州大会(電気化学分野)(受賞日:7月1日)
    発表題目:PEFC用PtCo/C触媒の含アミジン基修飾

受賞した岩並さん
受賞した岩並さん
受賞した永吉さん
受賞した永吉さん