9月19日～21日、神戸大学にて第93回マリンエンジニアリング学術講演会が開催され、工学研究科・機械エネルギー工学コース博士前期課程1年 津田真希さんが学術講演会優秀講演賞を受賞しました。本賞は、日本マリンエンジニアリング学会がマリンエンジニアリングの研究・技術開発などにおいて優秀な講演を行った若手研究者を顕彰するものです。

• 受賞講演名
  『直接噴射水素の混合気形成および燃焼過程の可視化に関する研究』


• 受賞講演内容
  現在、世界各国においてカーボンニュートラルを目指した取組が加速する中、船舶においても脱炭素化の動きがでています。とりわけ水素は二酸化炭素の排出量がゼロであるため、船舶用エンジンでの利用が期待されています。本研究では、水素インジェクタからの直接噴射による混合気の形成および乱れがエンジン内の燃焼に及ぼす影響について、流体計測と燃焼実験より体系的な考察を行った結果を報告しました。本研究の成果は船舶用の水素エンジンの実用化に対して、基礎的な研究知見となりうるものです。