お知らせトピックス2023-034

第17回グローカル感染症研究セミナーを開催しました

 大分大学グローカル感染症研究センターは、9月26日に第17回グローカル感染症研究セミナーをハイブリッドで開催しました。第17回は「The Roles of a DNA Repair Enzyme O6-Methylguanine DNA Methyltransferase in Inflammation, Infection, and Innate Immune Memory in Macrophages」と題し、講師にタイのチュラロンコン大学理学部タナ―パット パーラカ(Tanapat Palaga)教授を招いて実施し、配信会場とオンラインを合わせて32名が参加しました。
 本学医学部はチュラロンコン大学医学部・理学部と学部間協定を結んでおり、定期的なセミナーの開催や、両大学間での留学生の受入れなど活発な交流を行っています。今回のセミナーでは、マクロファージの炎症、感染、自然免疫記憶におけるDNA修復酵素O6-メチルグアニンDNAメチルトランスフェラーゼ(MGMT)の役割について、ご自身の研究データを元に概説がありました。非常に興味深い話に、終了予定時刻を超えても質疑応答が続き、盛況のうちに終了しました。
 Tanapat教授は、本センター兼任教員である医学部感染予防医学講座の小林隆志教授と共同研究「自然免疫記憶の形成におけるTLRシグナルとエピジェネティク制御クロストークの解明」を実施しており、こちらの課題においても今後の進展が期待されます。

講演をするタナ―パット パーラカ教授
講演をするタナ―パット パーラカ教授
講演資料
講演資料
配信会場の様子
配信会場の様子
会場参加者
会場参加者