本学大学院工学研究科電気電子工学コース1年の黒田翔さん（高橋・原研究室）が、昨年開催された、電気学会 電子・情報・システム部門大会での研究発表が優れていたとして、同大会奨励賞を受賞しました。

• 発表題目：センサ故障をもつボール・ビーム系の自己修復PID制御
  （発表日：2022年8月31日、受賞日：2023年8月31日）

　黒田さんは、センサの値が一定値で固着する故障に対して、PID制御のI制御器を故障検知器として用い、システム自身が故障を判断し、センサの交換を行う「自己修復PID制御」について研究を行っています。自己修復PID制御の研究は、これまで理論を中心に行われてきましたが、本発表では、この制御法をボール・ビーム系の実機に適用し、実験により実用性・有用性を示しました。PID制御は様々なシステム制御に利用されているため、多くの分野での応用が期待されます。