お知らせトピックス2023-054

理工学部の長谷川照さんが「2023九州コロイドコロキウム」にて講演賞受賞

 本学理工学部共創理工学科応用化学コース4年の長谷川照さん(近藤研究室)が、11月3日に鹿児島大学で開催された2023九州コロイドコロキウム(公益財団法人日本化学会コロイドおよび界面化学部会九州支部主催)において、研究発表が優れているとして講演賞を受賞しました。

  • 発表題目: GOとTiO₂を用いたハイブリッド材料の細孔構造制御
  • 著者:長谷川照、片平一司、近藤篤

 小さな穴を沢山有する多孔質固体は物質を多量に貯蔵できるため、様々な産業分野のキーマテリアルとして注目を集めています。本研究は、原子レベルの厚みを有するグラフェンオキサイド(GO)と光触媒機能を有する二酸化チタン(TiO₂)を用いたハイブリッド材料において、その細孔構造を制御することを目的として行われたものであり、GOとTiO₂の混合比を変えるだけでサブナノメートルから数ナノメートルのオーダーで細孔サイズを制御できることを明らかにしました。本研究成果は、次世代エネルギー貯蔵技術や環境問題解決に貢献することが期待されます。




賞状を手にする長谷川さん