お知らせトピックス2023-075

「ベトナム消化器疾病に対する内視鏡医療水準向上支援」による ベトナム人医師研修

 令和3年度から経済産業省の技術協力活用型・新興国市場開拓事業(制度・事業環境整備事業)の一環で行っている「ベトナム消化器疾病に対する内視鏡医療水準向上支援」において、12月20日~22日にベトナム各地の病院から本学を来訪したベトナム人医師9名に研修を行いました。
 初日は、北野正剛学長の開会挨拶の後、村上和成医学部消化器内科学講座教授,兒玉雅明医学部先進医療科学科教授を中心として、講義、トレーニング、内視鏡室の見学や病院内ツアーを実施しました。
 ベトナムでは消化器がんが増加してきているものの、早期発見と治療に有用な内視鏡医療の普及が進んでいません。研修参加者は、本学での3日間の研修で学んだ内視鏡に関する最新の知識・技術、診療ガイドライン整備による内視鏡医療の標準化と水準向上、内視鏡専門医の質・量の増大や専門教育の強化、最新の医療機器の普及に今後自国でも取り組む予定です。
 本件は、一般財団法人海外産業人材育成協会(AOTS)が経済産業省から委託を受け、一般社団法人アジア医療教育研修支援機構(AMETS)(北野学長が理事長)の協力により、本学医学部消化器内科学講座を中心に実施した事業で、今年度が最終年度になります。

北野学長による開会挨拶
北野学長による開会挨拶
内視鏡室の見学
内視鏡室の見学
研修参加者と大分大学関係者
研修参加者と大分大学関係者
動物実験施設SOLINEでのトレーニング
動物実験施設SOLINEでのトレーニング