お知らせトピックス2023-084

ブータン王国ケサル・ギャルポ医科学大学医科大学医学部長およびジグメ・ドルジ・ワンチュク国立総合病院病院長来訪

 ブータン王国ケサル・ギャルポ医科学大学グル・プラサド・ダカール大学院医学部長とジグメ・ドルジ・ワンチュク国立総合病院ツェリング ソナム病院長が、1月23日に本学を訪れ、北野正剛学長を表敬訪問しました。
 本学医学部環境・予防医学講座は、ブータンにおけるピロリ菌に関する大規模疫学調査の実施、2010年、2014年および2015年における海外研究機関との協力による国際内視鏡検査の施行など、胃癌とピロリ菌に関する研究を手掛けてきました。また、ブータン保健省と本学との消化器感染症研究における国際共同研究体制も構築し、研究者派遣等、これまでも活発な研究交流を継続しています。
 ケサル・ギャルポ医科学大学およびジグメ・ドルジ・ワンチュク国立総合病院は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)と独立行政法人国際協力機構(JICA)が共同で実施する「地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)」(2021年5月採択)の共同研究機関でもあり、本学医学部環境・予防医学講座山岡教授を研究開発代表者として2022年8月に研究を開始しました。
 また、山岡教授が代表者の医療技術等国際展開推進事業(2023年4月採択)では、ケサル・ギャルポ医科学大学 大学院医学部長とジグメ・ドルジ・ワンチュク国立総合病院と協力し、ブータン人医師の内視鏡診断および治療についての技術の習得を目的とした現地ハンズオントレーニングや日本への招へい研修などを行っており、今回来学された2名は同事業の日本での研修の一環で来日しました。
 北野学長と、山岡𠮷生副学長(国際戦略担当)および共同研究事業の関係教員を交えた昼食懇談会では、ブータンの医療の現状について意見交換を行い、また、本学との今後の協力関係の継続について再確認しました。

学長室にて<br />(左から) 産学官連携推進センター小川准教授、医学部松本助教、<br />グル・プラサド・ダカール大学院医学部長、北野学長、ツェリング ソナム病院長、山岡副学長
学長室にて
(左から) 産学官連携推進センター小川准教授、医学部松本助教、
グル・プラサド・ダカール大学院医学部長、北野学長、ツェリング ソナム病院長、山岡副学長