お知らせトピックス2023-091

第25回グローカル感染症研究セミナーを開催しました

 大分大学グローカル感染症研究センターは、2月9日に第25回グローカル感染症研究セミナーをハイブリッドで開催しました。本セミナーは、「食肉由来寄生虫症 ~鶏肉を介した寄生虫感染リスク~」と題し、講師に、宮崎大学産業動物防疫リサーチセンター長の吉田彩子教授を招いて実施し、配信会場とオンラインを合わせて20名が参加しました。
 本学と宮崎大学は令和3年11月に連携・協力協定を締結し、両大学が強みとする感染症研究の分野において、グローカル感染症研究センターと産業動物防疫リサーチセンターを中心に連携を進め、将来的にはその他の領域においても幅広く連携していくこととしており、合同セミナーや共同研究等により連携を推進しています。
 今回のセミナーでは、食品に由来する寄生虫感染症について概説があり、特に、宮崎県を含む南九州地域で多い鶏肉の刺身やたたきについてのリスクや、飼育環境の違いによるリスクの比較、鶏肉の寄生虫感染の検出方法について説明がありました。
 私たちの食生活と密接に関連した話題でもあり、非常に興味深い話に会場参加者からも具体的な質疑応答があり、活発な意見交換が行われ、盛況のうちに終了しました。

講演を行う吉田教授
講演を行う吉田教授
配信会場の様子
配信会場の様子
セミナー参加者<br />(前列左から2番目:宮崎大学井口純准教授)
セミナー参加者
(前列左から2番目:宮崎大学井口純准教授)