お知らせトピックス2024-077

「レジリエント社会・地域共創シンポジウム」及び「防災・避難所EXPO2025」を開催

 大分大学は、1月13日に大分市内のJ:COMホルトホール大分において「レジリエント社会・地域共創シンポジウム『災害時の避難所DX推進に向けて ~デジタル技術によっていのちとみらいを守る避難所づくりを考える』」を国立大学協会、大分県、大分市の共催で開催しました。シンポジウムでは、自然災害時の避難所に潜む健康リスクから避難者を守るための避難所の在り方について、特に国や自治体が重点課題としているデジタル技術を応用したシステムづくり、いわゆるDX(デジタルトランスフォーメンション)推進の観点にスポットをあてて、専門家による特別講演や基調講演、パネルディスカッションが行われました。
 特別講演では、北陸先端科学技術大学院大学(石川県)の寺野稔学長より、発生から1年が経過した能登半島地震における同大学の支援の取組が紹介されました。
 基調講演では、NTTインフラネットの白水伸治氏より同社が開発を進めている災害時の高精細リアルタイム通信システムについて、また、防衛医科大学校の加來浩器教授より災害被災地における感染症データの管理・活用について発表が行われ、併せて大分県と本学から防災DXに関する取組が紹介されました。続くパネルディスカッションでは、行政、医療、報道など多様な分野からのパネリストによる議論が繰り広げられました。
 また、当日は防災・減災・避難所に関する展示会「防災・避難所EXPO2025」も同時開催され、本学の他に大学、県内自治体、国の機関、報道機関、企業が出展して、災害支援の取組紹介や各種の防災グッズ等の多数の展示が行われました。
 シンポジウムと展示会の来場者は、講演やパネルディスカッション、展示会を熱心に聴講・見学し、地域の防災意識の向上につながる有意義な機会となりました。

寺野学長による特別講演
寺野学長による特別講演
白水氏による基調講演
白水氏による基調講演
加來教授による基調講演
加來教授による基調講演
パネリストによる議論
パネリストによる議論