7月14日に、「令和7年度大分大学学長表彰式」を挙行しました。本表彰式は、医学部附属病院の畑中明子副看護部長の優れた功績をたたえるために実施されたものです。
　畑中副看護部長は、がん看護専門看護師の資格を有し、当院緩和ケアセンターに所属していた際に、院内における緩和ケアの推進に大きく貢献しました。
　また、令和4年4月より、看護部主体で開始した株式会社資生堂との受託臨床研究においては、中心的な役割を担っており、化粧療法を通じたがん患者への支援的介入の可能性を追究してきました。
　この度、この研究成果が高く評価され、国際学術誌「Journal of Cancer Therapy」（2025年5月）に掲載されました。
　表彰式では、北野正剛学長より賞状とトロフィーが授与され、祝辞が述べられました。畑中副看護部長からは感謝の言葉とともに、がん治療により生じた外見変化に苦しむ患者への化粧療法による新たな支援活動を推進し、より一層社会に貢献していきたいという思いが述べられました。