お知らせトピックス2025-061

教育学部の齊藤友子准教授が日本精神衛生学会第41回大会において一般演題最優秀演題賞を受賞

 教育学部の齊藤友子准教授が、12月13日から14日に北翔大学の札幌円山キャンパス(札幌市)で開催された「日本精神衛生学会第41回大会」において、一般演題最優秀演題賞を受賞しました。この賞は査読を通過した一般演題10題のうち最も優秀な演題に贈られるものです。
 齊藤准教授は「保育従事者の離職予防のためのプログラム開発」を演題とし、離職意向に関連する要因を検討しました。数少ない先行研究では、離職行動の背景には職場のストレス要因(仕事の量や人間関係)や収入等が関連すると言われていますが、本研究では、離職意向そのものがストレス反応への対処方策になっているのではないかと仮説を立て、日本の保育従事者8,000人を対象に調査を行いました。その結果、離職意向高群は「勤務経験」「適性度」「満足度」「精神的不調」と、ストレスを感じた際に私たちが行う対処行動の一つである回避や逃避行動と独立して関連しており、離職意向が高い保育従事者にとって、離職を考えることがストレスコーピングの一つである可能性が示唆されました。今後は、これらの研究成果をもとに介入調査等を実施し、保育従事者の離職を予防するために精神的不調者へのケア、回避や逃避行動とは違った対処方策を踏まえたプログラムを提案する予定です。

※ストレスコーピング:
 ストレスの原因やそれによって生じる自身の反応に対して、適切に対処しようとする行動や思考プロセスのこと。




一般演題最優秀演題賞を受賞した齊藤准教授