大学概要大分大学ビジョン2015

大分大学ビジョン2015


前文
 大分大学は,その使命を,大学憲章(基本理念)において「人間と社会と自然に関する教育と研究を通じて,豊かな創造性、社会性及び人間性を備えた人材を育成するとともに,地域の発展ひいては国際社会の平和と発展に貢献し,人類福祉の向上と文化の創造に寄与する。」と位置付けています。その使命達成のため,今後6年間(第3期中期目標期間)を見据えたビジョンを策定します。
 地方の時代,地方の創生が我が国の最も重要な課題とされる中,大分県とそれを取り巻く地域が抱える課題に向けた取組に対して,中核的拠点である本学が最大限のコミットメントを行います。これを達成するため,「社会が求める高い付加価値をもった人材の養成」,「地(知)の拠点としての機能の高度化」,「新時代のガバナンス体制の構築による戦略的大学経営の実現」という3つのビジョンを掲げ,以下の観点からその推進を図っていきます。


  • 自立的・創造的に社会に貢献し,次世代を生き抜く力を持った人材の育成を行う。

  • 時代や社会のニーズ等を踏まえた不断の大学改革・教育研究組織の見直しを行う。

  • 人口減少・超高齢社会を見据え,中核的拠点として,地域の教育・福祉・医療・産業などの各分野における課題解決に貢献する。

  • これまでの産学官連携等の地域との連携を深化させ,本学がもつ教育・研究成果や様々な資源を活用し,社会にイノベーションをもたらすような「地域における知の創造」の実現を図る。

  • 大学としての社会的責務を果たすための戦略と組織を構築し,高度な経営を進めていく。学長のリーダーシップの下,迅速かつ的確な組織としての意思決定を実現するため,新たなシェアードガバナンスを構築する。

  • ダイバーシティ社会を実現する大学運営を目指し,女性教職員の活躍推進を図る。

 具体的な取組は,このビジョンに則して,第3期中期目標・中期計画を策定し,その実現を図ります。本学は,このビジョンを社会に提示し,その役割を果たしていきたいと考えます。




2015年3月

大分大学長 北 野 正 剛








     「大分大学ビジョン2015」用語集