お知らせ第139回学長記者会見

第139回学長記者会見

日時
2017-0927
場所
大分県庁県政記者室
第139回学長記者会見

(事項1)「明日の大分大学を考える有識者懇談会」の設置について

 大分県内の各界を代表する有識者による幅広い観点から,今後大分大学が目指す方向性について助言を得るため,平成29年10月1日付けで,標記懇談会を設置します。

(事項2)平成29年10月からの学長補佐体制について

 任期満了に伴う,国立大学法人大分大学の学長補佐体制が確定しました。

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(事項3)文部科学省科学技術人材育成費補助事業
    「平成29年度ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)」の取組について

 文部科学省科学技術人材育成費補助事業「平成29年度ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)」に7月27日付で本学が採択されたことについては既にお知らせしましたが,当該事業の今年度の事業計画を立案しましたのでお知らせします。
 この事業は,研究環境のダイバーシティを高め,優れた研究成果の創出につなげるため,女性研究者のライフイベント及びワーク・ライフ・バランスに配慮した研究環境の整備や女性研究者の復帰・復職支援及び女性研究者の上位職への積極登用に向けた取組を支援するもので,本学が採択された「牽引型」では,大学や研究機関が企業等と連携し,連携する各機関はもとより,その他の機関を含めた地域や分野における女性研究者の活躍促進をけん引する取組を実施します。

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(事項4)防災・減災に向けた地理空間情報活用セミナー ~持続可能な地域防災に向けて~ 開催

 迫り来る自然災害に対峙すべく,産学官による関係機関が連携を図り,防災・減災に関する地理空間情報を有用的に活用できる仕組みづくりは,持続可能な地域防災を支える重要課題の一つです。そこで「防災・減災に向けた地理空間情報の活用」をテーマに,産学官それぞれの立場から活用事例について報告するセミナーを開催します。

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(事項5)高校生に向けて ~高大接続「チャレンジ講座」にて北野学長による初の特別授業を実施

 大学で学問を学ぶ楽しさを高校生に伝えることで,進路選択の道標を提供することを目的として毎年本学が行っている「チャレンジ講座」の一環として特別授業を行います。
 今回初めて本学の北野学長が,高校卒業後約50年の人生を歩んできた大先輩として,輝く未来が待っている高校生に身につけてほしい7つの習慣
 Look Around:いつも周囲の状況を把握し,適切に対応する
 Estimate:物事の本質を見抜き評価する
 Act now:良いと思ったらすぐやる,必ずやる,できるまでやる
 Do the Best:最善を尽くす
 Esteem:他人の良いところに気づき敬う
 Responsibility:自分の行動に責任を取る
 Sympathy:心から共感する
について,人生を切り拓くためのヒントとして授業を行います。この授業のキーワードは,それぞれの習慣の頭文字をとって“LEADERS”です。

 今回の講座は,Google 社が提供するYou Tube Liveにより県下全高校へ同時配信を行います。 これまで「チャレンジ講座」では,地方における高大接続教育システムの実現にとって最大の課題である距離の壁を克服するため,県内13の高校に遠隔配信(TV会議システム)機器を設置し「同時双方向型」の授業を実施してきましたが,今回の特別授業を実施するにあたり,本学高等教育開発センターの協力を得て,県内のすべての高校生が視聴できるようYou Tube Liveを活用することとしました。
 通常は文理別のテーマで実施していますが,今回は文理共通のテーマで行います。 こうした大学の講義の県下全高校への同時配信は,大分県では初,さらに全国的に見てもたいへん先駆的な取組と言えます。

 ■開催日時:平成29年10月11日(水) 16:30~17:30
 ■開催場所:大分大学旦野原キャンパス 経済学部203教室

(事項6)大分県地域性植物資源を利用した創薬体験学習会を実施

 医学部薬理学講座は,大分県立国東高等学校(以下:国東高校)の高校生を対象に,大分県地域性植物資源を利用した創薬体験学習会を実施します。
 この学習会を通じて,参加した高校生に「科学」や「研究」に対する興味や持ってもらうとともに,大分県の地域性植物資源に対する理解を深めてもらうことを目的としています。
(写真:海岸に自生するハマボウフウ)

 ハマボウフウは国東半島沿岸部に自生し,食用や,漢方薬(十味敗毒湯,清上防風湯,防風通聖散など)としても利用されている植物です。近年ではその生息個体数が急激に減少しつつあり,国内ではレッドデータブックに絶滅危惧種として掲載されている地域もあります。大分県立国東高等学校では,永年に渡りハマボウフウの保護活動に取り組んできました。現在は,栽培したハマボウフウは海岸に移植することで,植生の維持に努めていますが,今後は栽培・移植するだけでなく,その活用方法を拡充し,栽培量を拡大することが課題となっています。
 大分大学医学部では国東高校と連携し,国東高校で栽培されたハマボウフウの新たな薬効・有効成分の探索を行なっています。  本事業では,国東高校園芸ビジネス学科の3年生を対象として,自分たちが栽培したハマボウフウから実際に有用物質を抽出し,最先端の創薬研究機器で解析するという体験型学習を実施します。大分県の地域性植物資源に対する理解を深め,その保護活動の重要性を再認識する機会になると期待しています。

 また,産業・社会構造の変化に伴い,農業の現場では高付加価値製品の生産が課題となっています。高校生が「農業生産物からの成分抽出とその機能解析」を体験することにより,今回の企画は大分県の地域資源を有効に利用し,新たな価値を創出することのできる次世代農業人材としての素養を深化させる場となることが期待され,将来的に大分県下での『医農連携』を目指すキックオフとして位置づけられます。

■開催日時:平成29年10月20日(金) 10:00~13:00
■開催場所:大分大学医学部薬理学講座 (挾間キャンパス基礎臨床研究棟6階)

(事項7)国土交通省九州地方整備局大分河川国道事務所による寄附講義「道路施策概論」を開講

 大分大学では,国土交通省九州地方整備局大分河川国道事務所による寄附講義として,平成29年度後期から大分大学教養教育科目「道路施策概論」を開講することとなりました。
 国土交通省道路局では,全国の主要な教育機関を対象に道路に関する歴史・制度・整備効果・現在の取組状況等を内容とした講義を実施する施策を推進しており,その一環として本学で行われるものです。

その他の情報

(事項1)平成29年度秋季入学式について

 本学では,秋季入学式を挙行いたします。
入学予定の学生は,
 1.大学院経済学研究科博士前期課程 6名
 2.大学院医学系研究科博士課程   4名
以上10名です。
(写真:昨年度の秋季入学式の様子)
 経済学研究科には,中国から4名,医学系研究科には,タイ,インドネシア,ベトナムから各1名の学生が入学します。

 ■開催日時:平成29年10月2日(月) 10:00~
 ■開催場所:大分大学事務局第2会議室(旦野原キャンパス)

(事項2)九州・沖縄COC/COC+合同シンポジウム in おおいた 2017開催

 九州・沖縄地区のCOC/COC+事業実施機関を中心に,本事業の地方創生に果たす役割の再確認や様々な取組を共有するとともに,「地(知)の拠点大学」として各大学等の在り方について情報交換を行うことを目的に,「九州・沖縄COC/COC+合同シンポジウム in おおいた 2017」を開催します。
 本シンポジウムでは,「COC+事業が目指すもの,そして…」をテーマに,高知大学理事(総務・国際・地域担当)・副学長の櫻井克年氏の講演のほか,分科会や全体会では大学教員,企業関係者,行政関係者,OB・OGや学生が熱く討論を交わします。
 また,各COC+参加大学の特色ある取組や,他県で参考にして欲しい取組事例(他県・他大学等に紹介したい教育プログラム,インターンシップ事業,認証制度等)を紹介するポスター展も同時開催します。

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(事項3)第7回大分大学医学部中塚医学賞 表彰式及び受賞者セミナーを開催

 第7回大分大学医学部中塚医学賞の表彰式及び受賞者セミナーを下記のとおり開催します。
 本賞は平成23年度に創設された,医学部の前身の大分医科大学初代学長,中塚正行氏(故人)の名を冠した大分大学医学部研究表彰であり,大分大学医学部における若手研究者の研究の活性化及び進展を図ることを目的として設けられました。
 第7回中塚医学賞の受賞者は,生命科学・医学専門分野4名,看護学専門分野1名の計5名に決定しました。 表彰式は,10月2日に医学部臨床大講義室において行います。

 ■開催日時:平成29年10月2日(月) 18:00~
 ■開催場所:医学部臨床大講義室(挾間キャンパス)

(事項4)第15回 医学部祭を開催

 本学医学部は,10月7日(土)・8日(日)の2日間,挾間キャンパスにおいて,学園祭である,第15回医学部祭を開催します。
 本学は,地域社会との連携協力を従来にも増して推進し,地域の活性化に貢献することを大学運営の基本方針としています。
 そのためには,教育研究面での連携協力はもとより,本学学生を含めた大学の全構成員が積極的に地域社会との交流を深めることが何よりも重要です。
 医学部祭の開催にあたり,本学医学部の学生が勉学やサークル活動等の多方面にわたる学生生活の一端を地域の皆さまに披露し,励ましとご助言をいただくことで,地域社会の一員としての自覚を深め,地域に根ざす大分大学の学生として,さらに成長・飛躍する機会となることを期待しています。
 なお,今年も医学部祭の企画として,本学医療従事者等による県民公開講座(無料)を開催する予定です。

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(事項5)平成29年度「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」事業開催

 1.染織と刺繍を体験して,アジアの民族衣装を着てみよう!
 2.Happy Art Workshop in English2 日本美術を味わおう! ~影絵あそび~
 3.実験と工作で体験するカオスと液晶の科学

 この「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」事業は,独立行政法人日本学術振興会が科学研究費補助金による研究成果の社会還元・普及事業として公募するもので,本学では,教育学部の都甲由紀子准教授,藤井康子准教授,理工学部の長屋智之教授の企画が採用されました。
 3件ともに小・中・高校生に科学のおもしろさを感じてもらうプログラムを準備しています。

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