お知らせ平成30年度 第2回 学長記者会見

平成30年度 第2回 学長記者会見

日時
2018-0530
場所
大分県庁県政記者室
平成30年度 第2回 学長記者会見

(事項1)地(知)の拠点による地方創生推進事業(COC+)
    シゴト発見フェスタ&インターンシップフェア 開催

 大学等による「おおいた創生」推進協議会(会長 北野正剛大分大学長)は,地(知)の拠点による地方創生推進事業(COC+)の一環として,7月1日に大分大学旦野原キャンパスにおいて「シゴト発見フェスタ&インターンシップフェア」を開催します。

 大学等による『おおいた創生』推進協議会では,平成27年度文部科学省「地(知)の拠点大学による地方創生事業(COC+)」で採択された「地域と企業の心に響く若者育成プログラムと大分豊じょう化プラン」と相乗して,大学等の持つ研究開発能力や学生の活力を地域社会と連携させることにより,地域の活性化・地域人材のレベルアップ・若者の地域との連携およびそれによる地域定着を推進するための事業を実施しています。
 この事業に参加する県内の大学,短期大学等の学生に対して「県内就職率向上」,「県内定着」を図るために,県内企業と学生のマッチングを促進する取組として,第1部「シゴト発見フェスタ」&第2部「インターンシップフェア」を実施します。

 第1部・第2部ともに,大学1~3年生及び短大1年生,高専4年生を対象とし,「自分を知ること」,「仕事を知ること」を目的としています。低学年の段階からキャリア構築を意識させることで,その後の就職活動の負担軽減と大学での学びの再確認につながることも期待できます。
 第1部の「シゴト発見フェスタ」は,参加者が事前に職業適性検査を受け,その結果に基づいて,県内企業から仕事の内容やその仕事のやりがい等について教わるいわば“仕事説明会”です。学生が企業の知名度ではなく,職業適性の観点から仕事を理解することで,職業選択の視野を広げることを目的としています。また,学生と県内企業との接点を増やし,県内就職率の向上を目指します。
 第2部の「インターンシップフェア」では,就職目的ではなく,「仕事を知ること」を目的として,3日以上の夏季インターンシップを,20社以上の県内有力企業の協力のもと紹介します。

 昨年度開催した「シゴト発見フェスタ&インターンシップフェア」では,254名の学生と40社の県内企業が参加しました。参加した学生に満足度を尋ねたアンケートででは, 97.4%もの参加者が満足したという結果となりました。

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(事項2)平成30年度 第1回医療機器ニーズ探索交流会 & 医療関連機器開発ビジネスマッチング会 開催

 大分大学では,東九州メディカルバレー構想推進事業・国産医療機器創出促進基盤整備事業に基づき医療機器開発を促進するために,医学部臨床医工学センターが中心となって,7月5日に「第1回医療機器ニーズニーズ探索交流会」を開催し,医療現場との交流を図ります。また,翌日の7月6日には,大分県等が主催するものづくり企業と医療機器メーカーとの取引拡大に向けた「医療関連機器開発ビジネスマッチング会」を共催します。


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(事項3)九州地区の国立大学法人・国立高等専門学校における電力の共同調達について

 九州地区の国立大学法人・国立高等専門学校で使用する電力料金の経費削減を目的として,平成30年5月11日及び18日に九州大学において電力(高圧,低圧)の共同調達の入札が行われました。 今回の共同調達は,同一電力管内における複数法人の電力契約を一括で調達を行う手法で実施しました,これは全国で初めての試みです。
 本学は,医学部及び医学部附属病院,王子キャンパスなど一部の施設を除いて高圧電力・低圧電力ともに共同調達に参加しています。入札に複数法人が参加したことで,1機関のみの契約では調 達できない値引き率が達成できました。また,調達事務を一括で行うことにより,業務の効率化も達成されます。
 九州地区全体として,年間1億7,500万円(内訳:高圧電力は1億6,800万円,低圧電力は700万円)の経費削減を見込んでいます。
 本学も今回の電力の共同調達に参加し,平成29年度ベースで試算した結果,対前年度比で2,500万円の経費削減を見込んでいます。

【高圧電力】
 供給期間:平成30年8月1日から平成31年8月31日
 開札日 :平成30年5月18日
 参加法人:7国立大学・8高等専門学校(54施設)

【低圧電力】
 供給期間:平成30年8月1日から平成31年8月の検針日の前日
 開札日 :平成30年5月11日
 参加法人:8国立大学・1高等専門学校(55施設)

 本学では,業務の見直しや節約などによりコストの削減を図ってきたところですが,今年度より九州大学を幹事校とするPPC(コピー)用紙の共同調達にも参加するなど,さらなるコスト削減に努めています。

(事項4)厚生労働省 医療国際展開等推進事業による 大分大学・ピラゴフ名称ロシア国立研究医科大学の
    連携で第4回日本・ロシアトレーニングコースを実施

 5月24,25日の2日間,大分大学の北野正剛学長をはじめ消化器外科(猪股雅史教授)医師団がロシアを訪問し,本学との国際交流協定校であるピラゴフ名称ロシア国立研究医科大学との連携の下,現地の医師らを対象とした内視鏡外科の実地トレーニングコースを実施しました。
 本学とピラゴフ名称ロシア国立研究医科大学との間では,平成29年4月に日本の最先端の内視鏡技術を伝えるための内視鏡分野における協力を強化し,また継続的に進めるために,双方で合意文書に署名がなされました。(写真:トレーニングコースの様子)
 厚生労働省及びロシア連邦保健省の支援の下,日本内視鏡外科学会・アジア内視鏡人材育成支援大学コンソーシアムの協力を得て,これまでに3回,北野学長を含む消化器外科および消化器内科の医師団がロシアを訪問し,現地の医師らを対象とした内視鏡外科実地トレーニングコースを開催しています。また,両大学を繋いだテレカンファレンスを2回(平成29年6月,12月)行っています。
 今回4回目の開催となるロシアでのトレーニングコースには,北野正剛学長および医学部消化器外科の猪股雅史教授ら医師団4名が参加しました。
 トレーニングでは,モスクワ第一病院にて日本・ロシア双方の医師による腹腔鏡下大腸癌手術の手技や,最近のトピックスに関するレクチャー並びにピラゴフ名称ロシア国立研究医科大学にてブタを用いた腹腔鏡下大腸癌手術のハンズオントレーニングを行いました。
 今年度は,10月と来年2月の合計3回,ロシアでのトレーニングコースを予定しています。
 なお,5月31日には,ピラゴフ名称ロシア国立研究医科大学からAleksey Ivanov(アレクセイ イワノフ)教授をはじめとする3名が本学医学部を訪問し,本学の医師らとミーティングを行う予定です。

その他の情報

(事項1)大分大学公開講座 「禁煙について考える 5月31日は世界禁煙デー」 開催

 毎年5月31日は,世界保健機関(WHO)が「世界禁煙デー」と定めており,わが国でも厚生労働省が5月31日から6月6日を禁煙週間と定め,さまざまな取り組みが実施されました。
 大分大学では,禁煙週間期間中の6月3日に,禁煙について考える市民公開講座を開催しました。

 本学では既に,全てのキャンパスにおいて平成23年度より敷地内完全禁煙化を実施し,平成24年4月の「大分大学禁煙推進宣言」の制定,平成25年10月の禁煙推進担当の学長特別補佐の配置,平成26年9月より学生及び教職員を対象とした禁煙外来を設置など,学内の無煙環境の構築に取り組んでいます。

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(事項2)大分大学文化会サークルの祭典「交歓祭2018」 開催

 大分大学旦野原キャンパス内で活動する文化系公認サークルが一堂に会して日頃の活動内容を披露する初夏のフェスティバルである交歓祭2018を開催しました。

 交歓祭とは,2005年から始まった催しで,毎年新入生がサークルにも慣れ始めるこの時期に実施しています。
 大分大学旦野原キャンパス内の文化会サークル活動の日頃の成果をより多くの方に知ってもらうこと,サークルを超えた新しい繋がりを生み出すことを目的としています。

 当日は,ギャラリーでの展示をはじめ,音楽系サークルは舞台での発表や普段見る機会の少ない複数サークルのコラボレーションなども行いました。
 グランドフィナーレでは,全てのサークルのメンバーが舞台に上がり,全員で手話付きの歌を歌いました。

(事項3)医学部3年生&プロムエタイ選手の岡田将人さんが日本ウェルター級王座決定戦に挑戦

 本学医学部医学科3年生でプロのムエタイ選手でもある岡田将人さんが6月3日に日本チャンピオンをかけて東京で行われる日本ウェルター級王座決定戦に出場します。
 岡田さんは本学医学部に在籍しながら,プロのムエタイ選手としてもトレーニングを行うという多忙な毎日を送っています。
 2016年の11月のプロデビュー戦から着実に実力を伸ばし,いよいよ6月3日に東京都で開催される大会(M-ONE2018 2nd)にて,現在空位の日本ウェルター級王座決定戦に挑戦することとなりました。
 日本タイトル戦を前に岡田さんは所属ジム関係者とともに5月21日,佐藤樹一郎大分市長を表敬訪問し,佐藤市長に「必ずベルトを持って帰ります」と誓いました。
 その一方で,医学部生として,医師を目指して日々勉学にも励んでいます。
 文武両道を極めるため日夜努力している岡田さんですが,「日本チャンピオンになった際には,チャンピオンベルトを持って北野学長に挨拶に行きます!」と目を輝かせて話していました。

※6月3日に開催された 世界プロムエタイ連盟(WPMF)日本ウェルター級の王座決定戦で勝利し,日本王座のタイトルを獲得しました!