お知らせ平成30年度 第6回 学長記者会見
平成30年度 第6回 学長記者会見
- 日時
- 2018-1106
- 場所
- 大分県庁県政記者室

(事項1)大分大学減災・復興デザイン教育研究センターと 大分地方気象台との
連携・協力に関する協定の締結について
大分大学減災・復興デザイン教育研究センターと大分地方気象台は,大分圏域の安全・安心な地域づくりに寄与することを目的に協定を締結することとなり,協定締結式を11月12日に実施します。
本協定は,同センターと気象台が保有する災害に関わる各種情報の相互利用,災害に備えた防災・減災に関する取組,調査研究について連携・協力を図ることにより,大分県域の安全・安心な地域づくりに寄与することを目的としています。
気象台と大学が協定を締結するのは九州では初めてです。(全国では2件目)
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(事項2)大分大学,ケニア中央研究所(KEMRI)と国際交流協定を締結
大分大学は,ケニア中央研究所(以下:KEMRI)と国際交流協定を締結することとなり,11月8日に大分大学医学部(挾間キャンパス)にて交流協定書の調印式・本学の病院施設の見学等を行います。
この協定は,大分大学医学部において,双方向の学術交流活動,研究者の交流等を行うことを目的としています。
KEMRI は,1979年に設置された感染症やウィルス研究等に関するセンターと大学院を擁するケニア共和国政府の研究機関です。日本政府は KEMRI に対して継続的な協力を行っており,その結果,1,000人以上のアカデミックスタッフを擁する一大組織となり,ケニアの保健状況の向上及び世界の感染症等を減らすために研究を行っています。
平成29年度に本学で開催された第1回アジア・アフリカ会議の際,本学とKEMRI における双方向的な医学研究・教育の基盤強化の必要性について協議を交わし,新たな学術拠点形成及び優秀な海外留学生の本学への受入れや,多くの感染症研究がアジアからアフリカへと方向転換する中,これらの社会情勢にも柔軟に対応できる研究・教育プログラムの確立に繋がると考え国際交流協定締結に至りました。
今回のMOU(Memorandum of Understanding)締結には,KEMRI所長のDr. Yeri Kombe氏,同副所長のProf. Elijah M.Songok氏の2名が来学されます。
本学の北野正剛学長は,2004年より消化器内視鏡・内視鏡外科分野において,タイ,ベトナムなどのアジア地域を中心として人材育成に取り組み,実績を積んできました。現在,その活動を,オールジャパン体制で加速させるために,本学を中心とした「アジア内視鏡人材育成支援大学コンソーシアム」,本学医学部附属病院を中心とした「アジア内視鏡人材育成支援病院コンソーシアム」を立ち上げ,その活動をアジア地域以外にも広げています。さらに今後の事業の更なる拡大及びそれに伴う社会的信用基盤の確立を目指し2018年9月19日に,一般社団法人アジア医療教育研修支援機構(AMETS)を設立しました。
本法人は,日本が世界に誇る内視鏡技術などの高度な医療技術をアジア地域に普及させるため,かかる人材の育成を支援し,医学に関する教育及び学術研究の発展に寄与することを目的としており関係省庁からも大変期待されています。
日時:平成30年11月8日(木)14:00~
場所:大分大学挾間キャンパス管理棟2階 第2会議室
その他の情報
(事項1)平成30年度「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」事業開催
「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」事業は,独立行政法人日本学術振興会が科学研究費補助金による研究成果の社会還元・普及事業として公募するもので,本学では,教育学部の都甲由紀子准教授,理工学部の長屋智之教授の企画が採用されました。
中・高校生に科学のおもしろさを感じてもらうプログラムを準備しています。
1.染色と刺繍を体験して,アジアの民族衣装を着てみよう!
日時:平成30年12月2日(日) 9:30~16:30(受付9:00~)
場所:大分大学旦野原キャンパス 教育学部 共用学生科学実験室1
対象:中学生・高校生(20名)
参加費:無料
申込締切:11月21日(水)
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2.実験と工作で体験するカオスと液晶の科学
日時:平成30年12月9日(日) 10:00~17:30(受付9:30~)
場所:大分大学旦野原キャンパス 教養教育棟 物理学第1実験室
対象:高校生(20名)
参加費:無料
申込締切:11月30日(金)17:00まで
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(事項2)高校生を対象に天然有用物質の分析を通じた大学の生物・化学の体験学習
本学では,中学校,高等学校の生徒の理科離れを解消するために,体験型学習事業(Jr.サイエンス)を行っています。
今回は,大分東明高等学校の1年生のうち,生物,化学系学部への進学に興味を持つ生徒を本学に迎えて実習を行います。
生物系の実習は,特産の柑橘類(カボスやゆず)から香り物質を抽出して,成分を分析します。化学系の実習では,水溶液にレーザー光を照射して,水の中に含まれている物質を検出します。これらの実習を通じて,生物学や化学に興味を持ち,理工系の大学へ進学する人材が増えればと考えています。
大分県には薬学部や農学部を有する大学がなく,当該領域に興味を持つ高校生が進路選択に不安を感じているという話を耳にします。
実際に,バイオサイエンスに関わる生命科学領域として
・理学部系→生物学科,応用生物学科
・農学部系→農芸化学科,バイオサイエンス学科
・工学部系→生物工学科
・薬学部系→創薬科学科
など,複数学部にさまざまな学科が存在し,多くの高校生を混乱させています。同時に,バイオ系か化学系かを決めかねている生徒も多いようです。
今回の学習会では,大分県の特産物から香り物質(アロマウォーター,アロマオイル)を抽出し分析を行います。
バイオ系と化学系を融合した実習内容としており,どの部分に興味を持ったかを確認することで,この実習に参加した高校生の今後の進路選択の判断材料になればと考えています。
なお,大分県にはバイオテクノロジー領域で活用可能な多くの天然資源が存在しており,身近なところにも研究・開発テーマが数多く存在するという視点を養うことも期待しています。
開催日時:平成30年11月17日(土)13:00~17:00
開催場所:大分大学医学部附属臨床医工学センター(挾間キャンパス基礎臨床研究棟1階)
(事項3)大分大学・大分県信用組合包括連携協定に基づく事業
臼杵市,大分市,日田市にて「健康セミナー」 開催
県民の健康づくりに関する事業の推進,連携及び調整を図り,健康寿命日本一おおいたを創造するため大分県ではさまざまな取り組みを実施しています。「健康寿命日本一」を目指して創設された,「健康寿命日本一おおいた創造会議」の会長を北野正剛学長が務める本学と,「健康寿命日本一おうえん企業」として各種支援活動を行っている大分県信用組合,県内各自治体がタッグを組み,昨年から住民向けの健康セミナーを開催しています。
第1回目の中津市での健幸セミナー(平成29年10月)から,県内(日出町,竹田市〔2回〕,杵築市,豊後大野市,宇佐市)開催しています。
11月は3市で開催し,いずれの会場も本学医学部の教員の講演が行われます。
1.臼杵市健康セミナー(実施済)
日時:11月5日(月)受付13:00~ 開会14:00~
※申込不要・入場無料
場所:野津中央公民館 大ホール
講演:「慢性腎臓病(CKD)について
~腎臓を守るために知っておくべきこと」
講師:医学部附属病院腎臓内科 福長直也 助教
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2.大分市働く世代健康応援セミナー ~まろっと健康~
日時:11月12日(月)受付13:30~ 開会14:00~
※事前申込要(先着順)・入場無料
場所:大分市保健所 6階大会議室
講和:「健康経営ノススメ」
講師:大分県福祉保健部参事監兼健康づくり支援課長 藤内修二 氏
講演:「環境問題としてメタボリックシンドローム対策を考える
~なぜ私たちは太りやすいのか~」
講師:医学部内分泌代謝・膠原病・腎臓内科学講座 後藤孔郎 助教
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3.日田市健康セミナー もっと知ろう!生活習慣病予防のための食事と運動について ~まろっと健康~
日時:11月15日(木)受付13:30~ 開会14:00~
※申込不要・入場無料
場所:日田市役所7階大会議室
講演:「生活習慣病の予防について-がんと糖尿病の食事運動療法を中心に」
講師:医学部内分泌糖尿病内科 正木孝幸 講師
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(事項4)とよのまなびコンソーシアムおおいた連携講座
豊の国学中央講座 リレー講演会 開催
大分県内の大学,短期大学及び高等専門学校などの高等教育機関が設立した「とよのまなびコンソーシアムおおいた」では,大分県に関する様々な分野の専門的・学術的な教育内容等を連携・融合させた講座を豊の国学中央講座として開催します。
豊の国学中央講座では,様々な角度から「豊の国(大分県)」を知っていただくため,豊の国の「人」「文化」「産業」「自然」についてのリレー講演を11月23日に実施します。「とよのまなびコンソーシアムおおいた」を構成する県内の大学・短期大学・高等専門学校7機関の学長・教員等が講師を務めます。
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(事項5)文部科学省「地(知)の拠点大学による地方創生事業(COC+)」
大学等による「おおいた創生」推進協議会 平成30年度地方創生大学等連携プロジェクト支援事業
平成27年に設立された大学等による「おおいた創生」推進協議会では,「おおいたを楽しもう!」をコンセプトに,地方創生大学等連携プロジェクト支援事業として大分に関連した様々な講座を開講しています。大学等の専門知識を持った教員等が講師となり,観光や文化や食など大分の魅力を再発見できる講座です。
本学からは,教育学部被服学研究室の企画により,天然染料をめぐる2つの講座を開講します。
1.大分で採れる天然染料をめぐる文化と科学 ~学習教材・観光資源としての「おおいたの色」~
日時:平成30年11月22日(木)18:30~20:30
場所:J:COMホルトホール大分 302会議室
講師:手染メ屋 青木正明さん,NPO法人水辺に遊ぶ会 足利由紀子さん
対象:一般30名(申し込み先着順)
※参加費無料
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2.吉岡幸雄先生講演会 紫の系譜 ~紫根と貝紫~
日時:平成30年11月24日(土)14:00~15:30
場所:大分大学教育学部100号教室(旦野原キャンパス)
講師:染司よしおか 吉岡幸雄先生
対象:一般150名(申し込み先着順)
※参加費無料
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(事項6)スターリングエンジン(お湯で動く機械)が全国 から大分に集まり競技会を開催
自作のスターリングエンジン(お湯で動く機械)を披露し競う催し「第8回低温度差スターリングエンジン競技会・発表会」を,大分大学旦野原キャンパスにて11月10日に開催します。
自作の低温度差スターリングエンジンを披露し,世代や立場の異なる人と交流する機会です。
この競技会は小規模ながら出品者は幅広く,出品に制限はなく,大人も子供も加工のプロや研究者も同じ条件で競います。本学は今年度も夏休みに関連する工作教室を開催し,生徒・児童・未就学児が工作に参加しました。
また,今年度から工作教室の募集人数を増やし,大分地域から参加希望する児童・生徒を応援しています。
本学の加藤義隆助教は,DIYを始めるキッカケとしても,スターリングエンジンの工作を推奨しています。その工作の経験と道具でDIYが始められます。
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(事項7)大分大学経済学部生と豊後大野市の協働による公共交通利用促進イベント
第4回「大人の社会見学」実施
豊後大野市の地域公共交通利用活性化と住民の公共交通による外出経験の創出のためのイベント「大人の社会見学」を,経済学部大井ゼミナール生・豊後大野市・大分県立三重総合高等学校の協働で今年も開催します。
豊後大野市の地域公共交通については,平成21年より本学経済学部の大井尚司准教授がアドバイザーとして地域公共交通会議に参画を続けており,平成26年に,学生が同行した高齢者の外出支援を行い,話し相手になるとともにコミュニティバスの利用体験を通じて「不安を解消」する社会実験として「大人の社会見学」を初めて実施しました。
平成27年からは大分県立三重総合高等学校メディア科学科3年生の課題研究履修生も参画し,高校・大学・地域が連携して年1回秋季に実施しており,今回で4回目となります。
この社会実験は,豊後大野市の協力のもと,本学の学生が主導して企画したもので,「出かけること」の楽しさを参加者が味わえる全国的にも珍しい社会実験です。
今年は豊後大野市緒方地区の住民を対象として,公共交通を利用した紅葉見学とレクリエーションを行います。
開催日時:平成30年11月19日(月)
開催場所:豊後大野市緒方地区
(事項8)日本学校保健学会 第65回学術大会・総会(大分大会)開催
本学教育学部の住田実 教授が学術大会長を務める日本学校保健学会 第65回学術大会・総会(大分大会)を11月30日~12月2日の3日間,大分市J:COMホルトホール大分で開催します。
大会長の本学教育学部住田実教授がNHK映像教材シリーズの監修・制作に長年携わっていることから,特別講演ではNHKより複数の著名な専任ディレクター(ためしてガッテン,NHKスペシャル「睡眠負債」)による番組制作の視点からみた健康教育への提言など,学会関係者のみならず一般の方々にとっても大変興味深いプログラムとなっています。
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(事項9)第58回土木計画学研究発表会(秋大会)開催
本学経済学部の大井尚司准教授が開催校実行委員長を務める第58回土木計画学研究発表会(秋大会)を11月23日~11月25日の3日間,大分市コンパルホール,本学旦野原キャンパスで開催します。
23日には佐藤樹一郎大分市長の特別講演が予定されており,24日は大分市・大分県・国土交通省大分河川国道事務所の協力で「開催地セッション」と称し,大分市の案内による市内視察(午前中)と話題提供セッション(午後,旦野原キャンパス)も開催されます。
開催地セッションの実施は学会でも初めてです。
第58回土木計画学研究発表会(秋大会)ホームページ