お知らせ令和元年度 第5回 学長記者会見

令和元年度 第5回 学長記者会見

日時
2019-0930
場所
大分県庁県政記者室
令和元年度 第5回 学長記者会見

(事項1)令和元年(2019年)10月からの理事等の分担

 令和元年10月1日より,北野学長3期目がスタートすることに伴い構築した新しい大分大学の理事等の分担についてお知らせします。

 1.理事・副学長のもとに,学長特命補佐及び学長補佐を配置し,その体制の中で情報共有をするなど
  効率的かつ有機的な管理運営を目指す体制としました。
 2.副学長,学長特命補佐のもとに学長補佐を配置し,それぞれの職務をサポートする体制としました。

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(事項2)厚生労働省 日露医療協力推進事業 小児周産期分野(小児内視鏡)の協力事業を開始

 8月16日付けで,大分大学は,厚生労働省委託事業「日露医療協力推進事業(小児周産期分野(小児内視鏡)の協力)」の委託を受諾しました。
 この事業は,ロシアにおける小児内視鏡分野の普及促進を目的としたもので,6月に本学が学術交流協定を締結したクラコフ名称産科・婦人科・新生児科科学センターにて,日本の専門医師との意見交換や手術手技のトレーニング等を行う予定です。
 今年度の委託額は39,117,148円で,本学が,その事業の一部を一般社団法人アジア医療教育研修支援機構(AMETS)に再委託し,実施します。
 早速10月3日から,北野正剛学長及び医学部消化器外科の小川雄大病院特任助教の2名の本学関係者をはじめ、神戸大学,鹿児島大学,東海大学の各々の専門医がクラコフセンターを訪問し,現地視察や手技の立会い,意見交換を行います。
 本学のロシアにおける内視鏡人材育成に向けた取組は,大学交流,医療協力の進展のみならず,「日露経済交流推進事業」としても関係省庁から大きな期待が寄せられています。

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(事項3)大学院福祉健康科学研究科の設置

 本学では,令和2年(2020年)4月開設予定の「大学院福祉健康科学研究科」について本年3月に文部科学省に設置申請をしていました。
 新たに設置する福祉健康科学研究科は,平成28年(2016年)4月に設置した福祉健康科学部の取組の上に立ち,本学の強みである「医療」「福祉」「心理」を結節し,福祉健康科学の深化を進め地域共生社会の実現に貢献する人材を養成することを目的とします。
 研究科の構成は,1専攻3コースとし,それぞれのコースにおいて「医療」「福祉」「心理」の専門性を深めつつ,「地域共生社会」の概念を理解し,多角的な方向から地域共生社会の実現を担うパイオニアを養成します。

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(事項4)大分大学ブラック・ジャック セミナー開催

 実体験を通じて医師の仕事をより良く理解してもらうことで,青少年の医療への関心を高め,将来の自身の進路を選定する際の一助となることを目的に,社会貢献活動の一環として,大分県内の高校生を対象にした,「ブラック・ジャック セミナー」をジョンソン・エンド・ジョンソン社との共催により開催します。
 何よりも尊い「人の命」を救う医師の仕事に触れ,一人でも多くの生徒が,将来の日本の医療を支える医師を志すきっかけとなることを願っています。
 ブラック・ジャック セミナーとは,ジョンソン・エンド・ジョンソン社と全国の医療機関との共催により実施している子どもたち向けの手術体験セミナーです。 同社の社会貢献活動の一環として,子どもたちに医療に興味を持ってもらうために2005年7月に「キッズセミナー」を実施,2011年には「ブラック・ジャック セミナー」に名称を改め,全国で実施しているものです。
 同セミナーは,2017年度末時点で300回以上実施しており,全国で10,000名を超える子どもたちが参加しています。
 今回のブラック・ジャック セミナーでは,高校生が手術着に着替え,腹腔鏡トレーニング体験,皮膚縫合体験,骨接合手術体験,脊椎外科手術体験,救急救命体験などを通じ,最新の医療に触れる機会を提供します。
 また,高度救命救急センターツアーでは,ドクターヘリの見学なども計画しており,セミナー終了後は,参加者全員に修了証を授与します。

■開催日時:10月5日(土) 13:30~17:30
■開催場所:大分大学医学部附属病院高度救命救急センター4階 大会議室

その他の情報

(事項1)令和元年度(2019年度)秋季入学式の挙行について

 本学では,秋季入学式を挙行いたします。
 (写真:昨年度の秋季入学式の様子)

 入学予定の学生
 1.大学院経済学研究科博士前期課程 8名
 2.大学院医学系研究科博士課程   7名
 3.大学院経済学研究科博士後期課程 1名

■開催日時:10月1日(火)15:00~
■開催場所:大分大学事務局第2会議室(旦野原キャンパス)

(事項2)第23回大分大学福祉フォーラムの開催

 本学では10月26日に,第23回大分大学福祉フォーラムを開催します。
大分県では、「人を大事にし,人を育てる」取組を進め、誰もが安心して心豊かに暮らせる活力ある地域共生社会づくりを推進するために「子育て満足度」,「健康寿命」、「障がい者雇用率」の3つの日本一を目指して取り組んでいます。これからの地域共生社会の実現に向けて加速前進するためには,どのように取り組んでいくことが必要なのでしょうか。この課題について皆様とともに考えていきます。

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(事項3)令和元年度「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」事業開催

 この「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」事業は,独立行政法人日本学術振興会が科学研究費補助金による研究成果の社会還元・普及事業として公募するもので,本学では,教育学部の都甲由紀子准教授,理工学部の長屋智之教授の企画が採用されました。
 中・高校生に科学のおもしろさを感じてもらうプログラムを準備しています。

 1.染色と刺繍を体験して,アジアの民族衣装を着てみよう!
 2.実験を通じて学ぶ液晶の科学

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(事項4)第9回大分大学医学部中塚医学賞 表彰式及び受賞者セミナーを開催

 第9回大分大学医学部中塚医学賞の表彰式及び受賞者セミナーを下記のとおり開催します。
 第9回中塚医学賞の受賞者は,生命科学・医学専門分野3名,看護学専門分野1名の計4名に決定しました。
 表彰式は,10月1日に医学部臨床大講義室において行います。

■受賞者
【生命科学・医学専門分野】
循環器内科 安部一太郎 病院特任助教
皮膚科 竹尾直子 講師
大分赤十字病院泌尿器科 岩﨑和範 医師
【看護学専門分野】
基盤看護学講座 岩本祐一 講師

■開催日時:令和元年10月1日(火)18:00~19:15
■開催場所:大分大学医学部臨床大講義室

(事項5)第17回 医学部祭を開催

 本学医学部は,10月12日・13日の2日間,挾間キャンパスにおいて,第17回医学部祭を開催します。
 本学は,地域社会との連携協力を従来にも増して推進し,地域の活性化に貢献することを大学運営の基本方針としています。
 そのためには,教育研究面での連携協力はもとより,本学学生を含めた大学の全構成員が積極的に地域社会との交流を深めることが何よりも重要です。
 医学部祭の開催にあたり,本学医学部の学生が勉学やサークル活動等の多方面にわたる学生生活の一端を地域の皆さまに披露し,励ましとご助言をいただくことで,地域社会の一員としての自覚を深め,地域に根ざす大分大学の学生として,さらに成長・飛躍する機会となることを期待しています。
 なお,今年は県民公開講座にかわり,本学医療従事者等による外科手技体験を実施する予定です。

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(事項6)九重町にて「健幸セミナー~まろっと健康~」 開催
    -大分大学・大分県信用組合包括連携協定に基づく事業-

 九重町,大分県信用組合,本学ほかの共催により,九重町にて住民を対象とした「健幸セミナー~まろっと健康~」を開催します。
 県民の健康づくりに関する事業の推進、連携及び調整を図り,健康寿命日本一おおいたを創造するため大分県ではさまざまな取り組みを実施しています。
 このような中,「健康寿命日本一」を目指して創設された,「健康寿命日本一おおいた創造会議」の会長を北野学長が務める本学と,「健康寿命日本一おうえん企業」として各種支援活動を行っている大分県信用組合,県内各自治体がタッグを組み,平成29年度(2017年度)より住民向けの健康セミナーを開催しています。
  今回は九重町にて,本学福祉健康科学部長の片岡晶志教授の講演が行われます。

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(事項7)厚生労働省 医療国際展開等推進事業による 大分大学・ピラゴフ名称ロシア国立研究医科大学の
    連携で第9回日本・ロシアトレーニングコースを実施

 10月10,11日の2日間,大分大学の北野正剛学長をはじめ消化器内科(村上和成教授)医師団がロシアを訪問し,本学との国際交流協定校であるピラゴフ名称ロシア国立研究医科大学との連携の下,現地の医師らを対象とした内視鏡の実地トレーニングコースを実施します。
 本学とピラゴフ名称ロシア国立研究医科大学との間では,平成29年4月に日本の最先端の内視鏡技術を伝えるための内視鏡分野における協力を強化し,また継続的に進めるために,双方で合意文書に署名がなされました。
 厚生労働省及びロシア連邦保健省の支援の下,日本内視鏡外科学会・アジア内視鏡人材育成支援大学コンソーシアムの協力を得て,これまでに計8回,北野学長を含む消化器外科および消化器内科の医師団がロシアを訪問し,現地の医師らを対象とした内視鏡・内視鏡外科実地トレーニングコースを開催しています。また,両大学を繋いだテレカンファレンスを計4回(平成29年6月,12月,平成30年9月,12月)行っています。(写真:トレーニングコースの様子)
 今回第9回目の開催となるロシアでのトレーニングコースには,北野正剛学長および医学部消化器内科の村上教授ら医師団4名が参加します。トレーニングでは,No.31病院にて日本・ロシア双方の医師による上皮性腫瘍の内視鏡による治療の手技や,最近のトピックスに関するレクチャー並びにピラゴフ名称ロシア国立研究医科大学にてブタを用いたハンズオントレーニングを行う予定です。
 今年度は,6月にすでに開催し,来年1月と2月の合計4回,ロシアでのトレーニングコースを予定しています。