お知らせ令和元年度 第6回 学長記者会見

令和元年度 第6回 学長記者会見

日時
2019-1030
場所
大分県庁県政記者室
令和元年度 第6回 学長記者会見

(事項1)社会貢献型自動販売機(ヘアドネーション支援自動販売機)の設置

 本学では,株式会社アデランスと共同で,病気などでウィッグを必要とする子供たちを支援するための活動を行っており,社会貢献型自動販売機(ヘアドネーション支援自動販売機)を国立大学では初めて設置(2台)しました。(旦野原キャンパス1台(7月23日設置),挾間キャンパス1台(7月30日設置))
 これにより,売り上げの一部が,運営会社のコカ・コーラボトラーズジャパン(株)よりNPO法人JHD&C(ジャーダック)へ寄附されることとなります。
 本学では,従来から,株式会社アデランスと抗がん剤脱毛予防剤の開発に関する共同研究を行っています。
 この自動販売機は,同社の「髪を通じて心の健康をサポートする医療事業活動」に賛同し,本学の社会貢献活動の一環として設置したもので,病気やケガが理由で髪の悩みを抱えている子供たちの心の傷を少しでも癒すためにも大変意義深いものと感じています。

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(事項2)大分大学とフエ医科薬科大学(ベトナム)が学術交流協定を締結

 10月8日,北野学長がフエ医科薬科大学を訪問し,本学とフエ医科薬科大学との学術交流協定締結式を行い,北野学長とNGUYEN Vu Quoc Huyフエ医科薬科大学学長が協定書を交わしました。
 本学がベトナムの教育・研究等機関との間で締結した交流協定は9機関目です。
 2018 年に,ベトナムのバクマイ病院,セントポール病院と学術交流協定を締結し,本学医学部附属病院において外国人客員研究員として受入れ研修を行いました。その成果を受け,今般,フエ医科薬科大学においても,医師育成と発展のため,相互に協力を行うことで意見が一致し,交流協定を締結することとなりました。
 消化器内視鏡医の育成を目的とした日本への留学を主とし,フエ医科薬科大学卒業生1名が,客員研究員として10月2日から12月26日まで来ています。
 フエ医科薬科大学は,ベトナム社会主義共和国・フエ市に位置し1957 年に設立されました。2007年に,Hue Medical College はHue University of Medicine and Pharmacy と名称変更しました。およそ20,000 人の医師・薬剤師と,8,000 人以上の大学院生が在籍しています。

(事項3)日本・アジア青少年サイエンス交流事業 ~さくらサイエンスプラン~
    によりタイ王国高校生らを招へい

 国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の公募事業「さくらサイエンスプラン」の採択を受け,タイ王国の医学部進学者が多い理系の高校(マヒドンウィッタヤヌソンスクール,プリンセスチュラポーンスクール)から生徒13名と教員1名を招へいします。
 本事業は,産学官の緊密な連携により,アジアを中心とする地域から優秀な青少年を日本に短期に招へいし,未来を担う青少年が科学技術の分野で交流を深めることを目指すものです。
 本学は,本事業がスタートした平成26年度から継続して採択されており,今年度で6回目の実施です。
 滞在中は,本学教員の指導による手術手技(縫合)の実習,医学セミナーや本学研究者との交流会などを通して,日本の高い科学技術に触れてもらいます。

【滞在期間】令和元年11月4日(月・祝)~11月10日(日)

【主なスケジュール】場所:大分大学医学部(挾間キャンパス)等
 11月5日(火)14:00~ スキルスラボでの縫合実習
    6日(水)終日   大分県立大分舞鶴高等学校との交流会
    7日(木) 9:00~ 医学セミナー
        13:30~ 研究者との交流会
    8日(金)終日   企業訪問・日本文化体験
    9日(土)終日   大分工業高等専門学校との交流会

(事項4)大分大学開放イベント2019 ~地域社会とともに~

 本学は,地域社会との連携・協力を推進するため,大学の研究活動やその成果を広く公開し,一般の方が気軽に訪問できる大学づくりに努めています。今年度も大学開放イベントを開催し,地域の皆様に大分大学の今を感じていただきます。
 このイベントは,本学の日頃の研究成果等を様々な催し・展示で紹介するもので,毎年「蒼稜祭(大分大学学園祭)」最終日に開催しており,5,000名近い方に参加していただいています。
 子どもから大人まで楽しめるよう,実験・大分大学の魅力の紹介・大分の郷土料理・留学生がつくる世界の料理など多彩な企画を準備しています。

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その他の情報

(事項1)大分大学学園祭「第8回 蒼稜祭」開催

 本学学園祭運営委員会は,11月2日(土)から4日(月)の3日間,旦野原キャンパスにて,大分大学学園祭「第8回 蒼稜祭」を開催します。今年のテーマは『拍手喝祭』です。その文字通り,学園祭に関わる全ての人たちが輝き,拍手喝采が起こるような学園祭にしていきたいとう願いが込められています。
 蒼稜祭の開催にあたり,本学の学生が勉学やサークル活動等の多方面にわたる学生生活の一端を地域の皆さまにご披露し,ご指導と励ましをいただくことで,地域社会の一員としての自覚を深め,地域に根ざす大分大学の学生として,地域の皆様に楽しんでもらい,さらに地域社会との交流を深める機会となることを期待しています。

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(事項2)「大分大学ホームカミングデー2019」開催

 本学では,11月4日「大分大学ホームカミングデー2019」を開催します。
 この催しは,本学同窓生等に大学の現状を報告させていただくとともに,本学への意見等をいただく場を設け,同窓生等と本学との絆を深めることにより,協力・連携関係を築き,併せて,各同窓会会員相互の交流を推進することを目的としています。
 本学と同窓生との交流会は,国立大学法人化を機に,平成17年度から県内,県外で開催しており,これまでに本学の6つの同窓会会員等2,000名以上が参加しています。
 16時から旦野原キャンパスの学生交流会館 B-Forêt(ビ・フォーレ)を会場に,交流会と懇親会を開催します。

■交流会(学生交流会館B-Forêt)16:00~17:25
 ・開会
 ・役職者紹介
 ・学長挨拶
 ・同窓会連合会会長挨拶
 ・同窓生による講演会(豊友会 大上和敏氏)
   演題 -日本の温泉,大分の温泉-
 ・各学部・研究科等現状報告(各学部長・研究科長)
 ・閉会挨拶(研究,社会連携,産学連携,地域医療人材育成・福祉担当理事)

■懇親会(学生交流会館B-Forêt)17:30~19:00
 ・開会挨拶
 ・出席恩師紹介及び恩師代表者挨拶(名誉教授)
 ・乾杯の御発声
 ・同窓生と大分大学関係者の意見交換・相互交流・懇談
 ・閉会挨拶

※大分大学同窓会連合会は下記6つの学部ごとの同窓会の連合組織です。
 豊友会(教育学部),一般財団法人四極会(経済学部),玉樹会(医学部医学科),桜樹会(医学部看護
 学科),翔工会(理工学部(工学部)),九峰会(福祉社会科学研究科)

(事項3)「令和元年度おおいた産学官交流合同シンポジウム」開催

 「おおいた産学官交流合同シンポジウム」を,11月12日にJ:COMホルトホール大分で開催します。
 このシンポジウムは,大分県の産学の技術的交流を深めることを目的として,大学・短大・高専の教員が企業の方に研究成果を紹介し,活用の促進を図ることを目的に開催する「合同研究成果発表会」,企業の経営者・技術者および行政機関が集まり実施する「大分大学技術交流会」,産学の関係者が集い,企業と大学や研究機関等が気軽に話し合えるきっかけづくりの場として実施される「大分市産学交流サロン」の3つの企画を合同で実施するもので,昨年度より実施しています。

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(事項4)別府市で「火山防災シンポジウム」開催

 大分県は,地震,津波,土砂災害,洪水,火山など多様な自然災害のリスクを有している地域です。
 シンポジウム開催地の別府市においては,密集市街地において火災がこれまでも多く発生しており,自然災害だけでなく都市災害のリスクも有しています。観光地として全国,世界に名をはせる別府市においては,温泉資源そのものは自然の恵みによるものであることは言うまでもなく,自然と共生する視点はこれからも欠かすことはできません。多様な災害を想定しながら,「被災をした後のまちづくりをどう進めるのか」は今日我々に突きつけられた 課題でもあります。しかし,「火山」だけの切り口では災害をイメージすることは難しく,日常的な生活やまちづくり,都市政策と連携をさせながら,「何をすべきか」を考える必要があります。
 このような観点のもとで,雲仙普賢岳災害から災害を想定した対応のあり方やまちづくりに求められること,さらには地域防災のあり方を考える機会を提供し,共に考えるシンポジウムを実施します。

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(事項5)とよのまなびコンソーシアムおおいた連携講座
    豊の国学中央講座 リレー講演会 開催

 大分県内の大学,短期大学及び高等専門学校などの高等教育機関が設立した『とよのまなびコンソーシアムおおいた』が主体となり実施する,大分県に関する様々な分野の専門的・学術的な教育内容等を連携・融合させた講座を豊の国学として開催します。
 豊の国学中央講座として,様々な角度から「豊の国(大分県)」を見ていただくため,豊の国の「人」「文化」「産業」「自然」についてのリレー講演を実施します。

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(事項6)大分市にて「健康応援セミナー~まろっと健康~」 開催
    -大分大学・大分県信用組合包括連携協定に基づく事業-

 大分市,大分県信用組合,本学ほかの共催により,大分市にて大分市内の企業とその社員を対象とした「健幸セミナー~まろっと健康~」を開催します。
 県民の健康づくりに関する事業の推進、連携及び調整を図り,健康寿命日本一おおいたを創造するため大分県ではさまざまな取り組みを実施しています。
 このような中,「健康寿命日本一」を目指して創設された,「健康寿命日本一おおいた創造会議」の会長を北野学長が務める本学と,「健康寿命日本一おうえん企業」として各種支援活動を行っている大分県信用組合,県内各自治体がタッグを組み,平成29年度(2017年度)より健康セミナーを開催しています。
 今回は大分市にて,本学医学部呼吸器・乳腺外科の杉尾賢二教授の講演が行われます。

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