（事項1）大分大学における新型コロナウイルス感染症対策

　新型コロナウイルス感染症について，5月14日（金）に大分県等の緊急事態宣言が解除されたことを受けて，本学の現時点での対応を以下のとおりお知らせします。

【授業】
授業については，4月22日から開始したオンライン授業を引き続き実施。ただし，感染予防策を徹底した上で，６月初旬を目途に，実験・実習等，対面が不可欠な科目については，対面授業を開始する予定。

【感染拡大防止対策】
当分の間，不要不急の県をまたぐ移動は自粛。
特定警戒都道府県及び福岡県に帰省中の学生は，帰省先でオンライン授業を受講。

【学生の修学支援】
本学独自の支援策として，学部新入生を対象に，返済不要の学生緊急支援金10万円（一人当たり）を支給（支援学生数70名程度）。

【修学支援総合相談窓口の設置（予定）】
保護者の方の収入減少や，学生本人のアルバイト収入の減少など，経済的影響を受けた学生を支援するため，学生・留学生支援課に，「修学支援総合相談窓口」を設置し，困難や不安を抱える学生に対し，柔軟かつきめ細やかな対応を行う。
　1．高等教育の修学支援新制度
　2．日本学生支援機構　貸与奨学金
　3．大分大学　授業料減免制度
　4．大分大学　学生緊急支援金
　5．大分大学　入学料・授業料奨学金融資制度
　6．大分大学　外国人留学生友の会貸付制度

【課外活動】
当分の間，学内・学外を問わず活動禁止。

【附属図書館】
5月12日（火）から，平日のみ時間を短縮して開館。なお，一般利用者の入館制限は継続。
開館時間：平日　8：30～17：00（医学図書館は9：00～17：00）
　　　　　土日休日　終日閉館

【附属学校園】
・附属幼稚園，附属小学校及び附属中学校については，5月末まで臨時休校。
　5／11から週1回の分散登校を行っている。
・附属中学校については5／7から動画配信授業，5／18からオンライン双方向授業を実施。
・附属特別支援学校については，県立学校の方針に倣い，5／11から授業を開始。5／30に運動会を実施。

【医学部・医学部附属病院への支援】
本学医学部・医学部附属病院へマスク，防護服等の支援品をいただきました。
貴重な医療物資であるにも関わらず，ご支援くださいましたこと，心より感謝申し上げます。ご寄付いただいた支援品は大切に使用させていただきます。
今後も，職員一丸となって，新型コロナウイルス感染症対策に尽力してまいりますので，何卒よろしくお願いいたします。

＊支援いただいた機関
・厚生労働省
・大分県
・由布市
・大分県医師会
・特定非営利活動法人ジャパンハート
・旭化成メディカル株式会社
・東洋羽毛工業株式会社

（事項2）５月31日は世界禁煙デー タバコのない大学キャンパス実現に向けた大分大学の取組

　5月31日はWHO（世界保健機関）が定める世界禁煙デー，5月31日～6月6日は厚生労働省が定めた禁煙週間です。
　禁煙週間を迎えるにあたり，本学の無煙環境構築の最近の取組をお知らせします。
　本学の取組は以下のとおりです。

■クリアファイル及び幟(のぼり)の作成
本学学生を対象に公募を実施し（公募期間：R1.11.26～R2.2.21）採用が決定したデザインをもとに，クリアファイルと幟を作成しました。クリアファイルは全学生・教職員に配付します。幟は構内各所に設置し，禁煙に関する啓発を行っています。この取組みは世界禁煙デーにあわせて平成27年度から毎年継続して実施しており，今回が5回目です。



■構内に設置した幟








【大分大学の無煙環境構築の取組】
平成19年 1月　挾間キャンパス全面禁煙実施
平成19年 8月　王子キャンパス全面禁煙実施
平成23年 4月　旦野原キャンパス全面禁煙実施
　　　　　　　全キャンパスにおいて敷地内全面禁煙となる
平成24年 4月　「大分大学禁煙推進宣言」制定・発信
平成25年10月　禁煙推進担当学長特別補佐 配置
平成26年 9月　保健管理センターにて無料で禁煙治療開始
平成28年 5月　「国立大学法人大分大学職員の受動喫煙の防止等に関する規程」制定
　　　　　　　→職員が勤務時間中または法人の敷地内においては，喫煙してはならないことを明記
平成31年 3月　「国立大学法人大分大学における教員選考の基本方針」制定
　　　　　　　→非喫煙者を優先して選考することを定めた

　このような取組みの結果，令和元年度の学生の喫煙率は平成25年度比で，旦野原キャンパス6.2％ → 3.7％，挾間キャンパス3.2％→1.9％と大きく改善されました。
　非喫煙者優先選考については，令和元年度に採用した教員数101名中，喫煙者は3名でしたが，禁煙指導等により，3名とも非喫煙者となりました。
喫煙は新型コロナウイルス感染症重症化の最大のリスクとの発表もされています。
　生涯にわたり健康で活躍する有為な人材を輩出するため，無煙環境をつくり，健康意識の高い学生を育てることが，地域社会に役立つ人材の育成につながるとの思いを込めて今後も継続して無煙環境の構築に取り組みます。