お知らせ令和3年度8月学長記者会見

令和3年度 8月学長記者会見

日時
2021-0825
場所
大分県庁県政記者室
令和3年度 8月学長記者会見

(事項1)経済学部創立100周年記念講演「経済トップセミナー」開催

 大分大学経済学部は令和4年(2022年)に創立100周年を迎えます。
 この度,創立100周年記念事業の一環として,広瀬勝貞大分県知事はじめ,大分県に関わり活躍されている方々を講師として招き,記念講演「経済トップセミナー」を地元企業経営者ならびに一般県民の方々を対象に開催いたします。
 この経済トップセミナーは,令和3年9月から令和4年2月までの間,5回にわたりJ:COMホルトホール大分(大ホール)を会場に,講演会を開催します。

■開催日時:令和3年9月29日(水)~令和4年2月17日(木)まで(計5回)14:00~(開場13:30~)
■開催場所:J:COMホルトホール大分(大ホール)
■参加費:無料
※要事前申込,定員600名
※新型コロナウイルス対策を行った上で実施予定です。会場入口での消毒,間隔をあけた着席等
■講演日程
【1回目】令和3年9月29日(水)広瀬勝貞 氏(大分県知事)
【2回目】令和3年10月21日(木)白川方明 氏(前日本銀行総裁)
【3回目】令和3年11月18日(木)野瀬裕之 氏(サッポロビール(株)代表取締役社長)
【4回目】令和3年12月 9日(木)池辺和弘 氏(九州電力(株)代表取締役 社長執行役員)
【5回目】令和4年2月17日(木)青柳俊彦 氏(九州旅客鉄道(株)代表取締役社長執行役員)

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(事項2)大分大学グローカル感染症研究センターの設置

 大分大学では,これまでの感染症研究の成果を集結させ,新たな感染症研究の拠点として感染症に関する全学的な研究力強化を戦略的に推進する体制を構築するため,本年10月1日に,本学初となる全国共同利用型の研究施設「大分大学グローカル感染症研究センター(Oita Global and Local Infectious Diseases Research Center)」を設置します。
 本センターでは,学外研究者と本センター研究者による共同研究の公募・実施を本センターが主催し,全国から共同研究者及び研究力を集結させることにより,オールジャパン体制での感染症研究を推進すると共に,若手研究者の育成を図ります。
 また,将来的には,本センターの特色となる「新興・再興ウイルス・細菌感染症」,「創薬」を活かし,九州圏内の関連大学と連携を進め,ネットワーク型の共同利用・共同研究拠点(文部科学大臣認定)を目指します。
 本センターには,本学の独創的・先進的な研究分野である感染症研究を更に進展させるために4つの研究部門(「インバウンド/アウトバウンド医学研究部門」,「ワンヘルス研究部門」,「感染症病態研究部門」,「ゲノムワイド感染症研究部門」)を設置します。
 ウイルス学,細菌学にとどまらず,これらのゲノム解析やそれに基づいた病態の解明をはじめ,本学の強みである創薬(予防・治療薬開発・治験)も含めた基礎研究から臨床までの一連の領域をシームレスに連携させ,感染症に関する研究プラットフォームを構築することにより,日本国内に存在する(ローカルな)感染症だけではなく,グローバルな視点も加え,基礎研究から臨床までをカバーする感染症研究を行います。
 本センターの特色としては,まず,世界最高峰の研究を実施している狂犬病研究やピロリ菌研究が挙げられます。本センターは,基礎・臨床・社会医学的側面から狂犬病に関する研究が行える唯一の医学系研究施設であり,狂犬病撲滅を目指し,WHOからの受託研究を実施しています。また,ピロリ菌研究に関しては,世界各国から収集した延べ1万株以上の世界最大規模のピロリ菌バンクを擁しており,次世代シーケンサーを用いたゲノム解析などを行っています。両研究は,JICA・AMEDによる「地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)」事業に採択され,さらなる研究を展開しています。
 他にも,「感染症に対する創薬研究」,「渡航医学に関する研究」,「感染免疫学研究」,「新型コロナウイルスに関する研究」など,積極的な取り組みを推進していきます。
 今後は,宮崎大学産業動物防疫リサーチセンター(CADIC)など,九州圏内の感染症分野の研究組織と本センターの連携・協力を推進していく予定です。

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(事項3)自己増殖RNAテクノロジーを用いた新型コロナウイルス感染症に対するワクチン開発

 新型コロナウイルス感染症は,2019年12月中国湖北省武漢市で初めて報告されて以来,短時間で全世界に広がり,世界のコロナウイルス感染者は現時点で2億人を突破しています。様々な治療法の開発が進む中で,感染症の根本的な対応としてのワクチン開発も国内外で進んでいます。
 このような状況の中で,海外で先行開発されたmRNAワクチンやウイルスベクターワクチンの接種が国内においても開始されています。しかし,これらの承認されたワクチンの供給量と供給体制は十分ではなく,また,デルタ株を含むウイルス変異株の出現によりワクチンの効果が減弱することも懸念されています。
 これらの問題点を解決するために,大分大学医学部附属病院の研究チームは,国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)の支援(※)を受けVLP Therapeutics Japan社や全国の研究機関と連携し,新しいタイプのワクチンの臨床試験を開始する準備に入りました。臨床試験の計画は,大分大学医学部附属病院治験審査委員会で審査され,8月3日付けで承認されました。
※AMED事業名:令和2年度 「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチン開発」(2次公募)


※画像をクリックしたらPDFが開きます。

 今回開発中のワクチンは,自己増殖型mRNAワクチン(レプリコンワクチン)です。自己増殖型であるため,少量の接種により体内で十分な抗体がつくられ,持続時間も長くなることが期待されます。またこのワクチンは,ウイルス表面にある突起状のSタンパク質全体を標的とする先行の(非自己増殖型の)mRNA型ワクチンとは異なり,そのうち新型コロナウイルスが人の細胞に結合して感染するRBDと呼ばれる部分のみを標的にしています。
 また,変異株については,RBDのうち遺伝子変異の入りにくい箇所を免疫に提示できるようにすることで変異種に対する汎用性を高めるような対策も取り得ることから,副反応が起こりにくく変異株に対しても効果が弱まる現象が起こりにくいワクチンとなることが期待されています。


※画像をクリックしたらPDFが開きます。

■実施方法,対応状況:
大分大学医学部附属病院臨床薬理センターにおいて,健康なボランティアを対象とした第I相臨床試験を開始予定です。

VLP Therapeutics Japan ホームページはこちら

(事項4)国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「燃料電池等利用の飛躍的
    拡大に向けた共通課題解決型産学官連携研究開発事業」に本学申請課題が採択

 理工学部共創理工学科応用化学コース衣本研究室では,脱炭素,2050年でのカーボンニュートラルの実現のキーデバイスである燃料電池の研究を進めています。
 この研究シーズを元に,NEDOが公募した「燃料電池等利用の飛躍的拡大に向けた共通課題解決型産学官連携研究開発事業」の「研究開発項目II 水素利用等高度化先端技術開発」に応募して採択されました。

■研究事業名:触媒担体表面の化学修飾技術によるPEFC 超高機能界面の創出
■研究代表者:理工学部 衣本太郎

  1. NEDOの公募情報
    https://www.nedo.go.jp/koubo/HY2_00048.html
    (予算規模等は上記URLをご参照ください)
  2. 2050年のカーボンニュートラルの実現に向け,水素と酸素で発電する燃料電池は必要不可欠なキーデバイスです。
  3. 燃料電池はいくつかの種類に区分されますが,燃料電池自動車(FCV)や家庭用燃料電池(エネファーム)に搭載される“固体高分子形燃料電池(PEFC)”の研究に取り組みます。
  4. 2030年以降の燃料電池の自立的な普及拡大に向けて,電池のさらなる高出力化,高耐久化,低コスト化が必要とされています。本研究では,PEFCの性能決定因子の一つである空気極(空気や酸素が供給される電極)内部の界面に関する研究に取り組み,高出力化と高耐久化を目指します。
  5. PEFCの空気極には,炭素粉に白金を主成分とする金属ナノ粒子が載った触媒が使われています。それと高分子電解質を混合して,触媒層を作って使われます。電解質と触媒は全く異なる物なので,混合・接触させると境界面,つまり界面が生じます。この界面はPEFCの性能を左右する因子の一つです。本研究開発では,炭素粉に化学的な処理を加えることで界面の性能を高める研究に取り組みます。

■実施方法,対応状況:
応用化学コースの守山雅也准教授,近藤篤准教授,Pierre-Yves Olu助教が参画し,個々の専門性を生かしたチームを結成して,研究開発に取り組みます。
■事業期間:
2021年度~2022年度(最大2024年度まで)

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その他の情報

(事項1)大分大学医学部附属病院開院40周年記念事業

 大分大学医学部附属病院は,昭和56年10月に開院し,本年をもって開院40周年を迎えました。
 開院40周年を契機に病院としての役割を再認識するとともに,さらなる発展に向けて踏み出すための記念事業を開催しますのでお知らせします。

【大分大学医学部附属病院開院40周年記念事業 記念式典・記念講演会】
■開催日時:令和3年(2021年)10月2日(土)
■開催場所:レンブラントホテル大分 二豊の間(大分市田室町9-20)
※新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から,会場とライブ配信及びオンデマンド配信によるハイブリッド方式にて開催いたします。
【第1部】記念講演会(14時00分~14時50分)
演者:古川俊治 氏(参議院議員・慶應義塾大学法科大学院教授・慶應義塾大学医学部外科教授・TMI総合法律事務所弁護士)
【第2部】記念式典(15:00~16:00)
次第:大分大学長挨拶・来賓祝辞・大分大学医学部附属病院四十年のあゆみ・祝電披露・感謝状贈呈

(事項2)令和3年度大分大学ベンチャー・ビジネスプランコンテスト

 本事業は,本学の学部生及び大学院生を対象に,アイデアの発掘と育成を図ること,創造能力とチャレンジ精神を養うこと,ビジネスプランを作成し,自ら考え,解決する能力を向上させること,また,プレゼンテーション能力を高めることを目的に,大分大学産学交流振興会の支援を得て実施されています。
 今回で20回目を迎えた本学のベンチャー・ビジネスプランコンテストですが,6月11日から募集を開始し,現在,一次審査が終わったところです。
 7月29日に応募を締め切り,19件の応募がありました。8月4日に,学内の審査員が,独創性や新規性などについて一次審査を行いました。その結果,8件が二次審査に進むことになりました。
 二次審査会は9月28日,学内外の専門家が出席し,本学で行います。応募者は,動画によるプレゼンテーションと質疑応答を行い,最優秀賞,優秀賞,振興会特別賞,奨励賞が決まります。

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(事項3)高校生なるほどアイデアコンテスト2021

 イノベーティブな新商品やサービス,あるいは地域づくりに関するアイデアを募集します。

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(事項4)大分の教育の未来をみつめるシンポジウムIII
    STEAM教育ってなに? -想像を創造にする学びのかたち-

 知的好奇心をくすぐる次世代の学びとして注目されているSTEAM教育とはどのような学びであるのか,4名の専門家にそれぞれの立場から話題提供をいただき,理解を深めます。STEAM教育ってなんだろう?そんな素朴な問いに迫ります。

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