お知らせ令和5年度11月学長記者会見

令和5年度11月学長記者会見

日時
2023-1129
場所
県庁記者会見室
令和5年度11月学長記者会見

▲説明をする北野学長

【事項1】第15回国際文化祭を開催
 ~4年ぶりの開催!多彩な日本文化体験プログラムによる地域住民と留学生の交流~

大分大学国際交流会館が立地する錦町1丁目自治会と本学学生からなる国際交流ボランティア会(グローバルクルー)の協力のもと、地域住民と本学外国人留学生との交流を目的として、第15回国際文化祭を開催します。この国際文化祭は、主に外国人留学生が居住する大分大学国際交流会館が位置する錦町1丁目自治会の住民と本学の外国人留学生との交流を図るために、平成18年(2006年)に初めて開催され、以降毎年開催し、交流を続けてきました。近年はコロナ禍により開催を見合わせていましたが、4年ぶりに開催することとなりました。
錦町1丁目自治会の協力により、地域の皆さんと本学の外国人留学生が、餅つきや着物の着付け、茶道、書道など様々な日本文化を体験します。また、国際交流ボランティア会(グローバルクルー)が留学生と一緒に国際色豊かな料理を作り、地域の方に振る舞います。

■開催日時:令和5年12月10日(日)10:00~15:00(予定)※小雨決行(荒天の場合は別途判断)
■開催場所:長浜校区公民館 ※参加費無料


詳細はこちら(過去の開催の様子)

【事項2】医学部附属病院 ふれあいコンサートを開催
 ~4年ぶりのクリスマスシーズン開催で患者さんと楽しいひと時を~

大分大学医学部附属病院では、入院中の患者さんに楽しんでいただくことを目的とし、本学学生の音楽系サークルや一般の音楽サークル、入院患者さんの送迎をお世話する学生・職員など、多くの方々の協力により、七夕とクリスマスシーズンの年2回「ふれあいコンサート」を開催しています。新型コロナウイルス感染症のため、クリスマスシーズンでの開催は、令和元年以来4年ぶりとなります。
(演者:大分大学医学部JAZZ研究会 Cat's Eye(キャッツアイ)女性ヴォーカルユニット)

■開催日時:令和5年12月21日(木)19:00~20:00
■開催場所:大分大学医学部附属病院1階外来ホール

詳細はこちら

【事項3】増え続ける非結核性抗酸菌の感染制御に向けた全国規模調査を開始(令和5年度AMED採択事業)
  ~ヒトからヒトへの感染経路を検証~

結核患者の発生数は減少する一方で、非結核性抗酸菌症の患者はこの10年で3倍に増加しています。非結核性抗酸菌は土壌や水系環境に広く分布し、個々の患者が環境中の菌を吸入することで感染すると考えられています。しかし、我々は入院する神経難病患者において、空気中のエアロゾルを介したヒトからヒトへの感染経路が存在することを世界で初めて証明しました。急速に感染が拡大する非結核性抗酸菌症において、その伝播経路を検証することは極めて重要です。
この度、全国の神経難病患者における有病率と感染経路を明らかにすることを目的とした本調査研究が、AMED研究課題(研究代表者)に採択されました。
西別府病院に神経難病にて気管切開が施された患者において、非結核性抗酸菌症の一種であるアブセッサス菌が集団検出されたことに着目し、環境調査と全ゲノム解析を行いました。環境調査では、病棟内の浴室や洗面台などの貯留水、病室内の空気をそれぞれ採取し、非結核性抗酸菌症の有無を確認したところ、水系環境からは検出されず、空気中からのみ分離された所見が得られました。全ゲノム解析では、患者の気道検体から分離された菌株と空気中から得られた菌株は、近似する同一菌であることが判明しました。これらから、非結核性抗酸菌のバイオエアロゾル(空気)を介したヒト‐ヒト感染が示されました。
急速に増加している非結核性抗酸菌症の伝播経路を同定することは、感染拡大を阻止するうえで極めて重要です。結核研究所の御手洗聡部長、感染症学会前理事長の東邦大学舘田一博教授、国立感染症研究所の吉田光範主任研究員をはじめとした共同研究者とともに、全国の気管切開患者における非結核性抗酸菌症のスクリーニング調査、全ゲノム解析による菌株の解析、複数例から検出された場合には環境調査の実施を行い、非結核性抗酸菌症の世界的増加の抑止に貢献します。
日本感染症学会、日本重症心身障害学会等の協力を得て、すでに全国から50施設の研究協力を得ています。
(担当教員:大分大学医学部呼吸器・感染症内科学講座 小宮幸作准教授)

■実施時期:令和5年10月下旬から令和6年3月末まで
■実施場所:全国の気管切開患者が入院または入所する施設

詳細はこちら

【事項4】地方創生に向けた高度人材育成と地域活性化事業へオール大分で挑戦!
 「おおいた地域連携プラットフォーム」の令和5年度上半期の取組紹介

おおいた地域連携プラットフォームは、大分県内の産業界、地方公共団体、高等教育機関等の各事業協働機関が協働及び連携し、恒常的な議論の場を設置するとともに、それぞれの特徴と強みを活かして地域ニーズを踏まえた高度人材や地域活性化のための事業等にオール大分で取り組むことにより、地域における課題解決やイノベーション創出を推進し、もって地方創生につなげることを目的として、令和3年4月に設立し、3年目を活動中であります。本日は、今年度の6か月間の主な活動について、報告するものです。
今年度は、32項目の事業に取り組んでいます。

詳細はこちら
別紙資料
今後の主な活動予定

その他の情報

【事項1】第5回おおいた女性人財育成プログラム(2023年度)
「脱マンネリズム ~自分の殻を脱ぎ捨てて新たな可能性を広げよう~」

多様な社会人女性同士による「対話と共感」を軸にした講義とグループワークをオンラインで行います。また、第4回には、対面方式での「異業種交流会」を開催します。

詳細はこちら

【事項2】大分大学Jr.サイエンス事業 女性の理系進路選択支援
「ものづくり・研究体験」ワークショップ

1部:ピン歯車・ゼネバ歯車の製作
2部:紙製4足受動歩行模型をもちいた探究

詳細はこちら

【事項3】令和5年度大分大学医療機器ニーズ探索交流会

「東九州メディカルバレー構想」を推進する大分大学、大分県医療ロボット・機器産業協議会では、医工連携活動の活性化を図るため、合同でイベントを開催します。「大分大学医療機器ニーズ探索交流会」では、医学部附属病院の臨床現場紹介と “低侵襲医療” をテーマに、セミナー・臨床ニーズの発表を行います。

詳細はこちら

【事項4】令和5年度報道機関各社との懇談会開催

大分大学では、例年、本学役職者等と県政記者クラブ各社の皆様が交流を図ることにより、本学への理解をより一層深めていただくことを目的に懇談会を開催しています。
今年度も下記のとおり北野学長による発表及び教員3名による取組発表を予定しています。また、今回は発表終了後に立食形式による交流会を開催予定です。交流会の開催は4年ぶりとなります。
(写真:昨年度の様子)

■開催日時:令和6年1月31日(水)11:00~13:20(予定)
■開催場所:トキハ会館5階(大学の取組紹介:ローズの間/交流会:カトレアの間)