お知らせ令和6年度11月学長記者会見

令和6年度11月学長記者会見

日時
2024-1127
場所
県庁記者会見室
令和6年度11月学長記者会見

▲説明をする北野学長

【事項1】宇宙機への竹利用研究が前進
 ~竹の宇宙利用に関する研究成果が国際宇宙航行アカデミーの公式論文誌に掲載されました~

理工学部(応用化学系クラスター)の衣本研究室と守山研究室では、本学で開発された竹から製造されたセルロースナノファイバー(竹CNF)の宇宙利用を目指して、宇宙航空研究開発機構(JAXA)や静岡大学と共同研究を実施しています。
本研究グループでは、竹CNFのプラスチック材料や接着剤等への代替を目指し、まず、それら材料の欠点である「アウトガス特性」に注目し、JAXA筑波宇宙センターにて、アウトガス特性試験【ASTM(米国試験材料協会)E1559準拠試験】を実施しました。
そして、竹CNFからは水以外のアウトガスが放出しないことを世界で初めて実証し、この度、その論文が、航空宇宙工学分野の世界トップクラスの論文誌で、国際宇宙航行アカデミー(IAA:The International Academy of Astronautics)の公式誌である“Acta Astronautica”に掲載されました。発行時期は12月を予定しています。

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【事項2】芙蓉総合リース株式会社による特別講義(パネルディスカッション)開講

令和6年10月より、本学経済学部において、芙蓉総合リース株式会社による寄附講義を開講しています。
CSV経営(事業による社会課題解決を通じた社会価値と経済価値の同時創造)に力を注ぐ芙蓉リースグループの役職員が講師となり、これまで「気候変動問題と企業経営」「地域創生」「脱炭素とサーキュラーエコノミー」「モビリティイノベーション」をテーマに講義をいただいておりましたが、その振り返りとして、ANA特別顧問 平子裕志氏、芙蓉総合リース会長 辻田泰徳氏、大分銀行会長 後藤富一郎氏、江藤酸素社長 江藤佳史氏、等による特別講義(パネルディスカッション)を開講します。 東証プライム上場企業のトップ経営者と県内企業のトップ経営者によるCSV経営に対する取組を学ぶ貴重な機会を学生たちに提供します。

【特別講義(パネルディスカッション)概要】
■開催日時:12月4日(水)14:50~16:20
■開催場所:経済学部101号教室
■テーマ:社会課題を解決する事業を通して大分・九州地域の持続的な成長を展望する。
■パネリスト:
(1)ANAホールディングス㈱特別顧問 平子裕志
(2)芙蓉総合リース㈱取締役会長 辻󠄀田泰徳
(3)大分銀行取締役会長 後藤富一郎
(4)江藤酸素㈱ 代表取締役社長 江藤佳史
(5)大分大学経済学部教授 渡邊博子
■ファシリテーター:
名古屋大学ディープテック・シリアルイノベーションセンター特任教授
大分大学経済学部非常勤講師 河野憲嗣
■進行:
芙蓉総合リース株式会社CSV推進室長、大分大学経済学部客員研究員 水谷高

【事項3】レジリエント社会・地域共創シンポジウム開催
 災害時の避難所DX推進に向けて~『デジタル技術によっていのちとみらいを守る避難所づくりを考える』

近年、我が国は地震や豪雨などの自然災害の多発や、新型コロナウイルスの感染拡大など、社会生活を脅かす多くの危機(クライシス)に直面しています。大分大学は地域の中核大学として、このような社会的クライシスに対応することを目的に令和4年4月に全学組織である「クライシスマネジメント機構」を設立しました。
本シンポジウムは同機構の取組の一環として、自然災害時に誰もが関わる可能性のある避難所の在り方をテーマに開催するものです。
今回は、避難所とDX推進にフォーカスし、これをテーマとした内容とします。災害時、誰もが関わる可能性のある避難所と、近年のスマートフォン等の普及で生活様式が大きく変化している中で課題となっている災害時の通信環境の確保は社会的な関心が高く、これらをつなげる「避難所DX推進」をテーマとして、専門家による講演と専門家とメディア代表によるパネルディスカッションを実施します。
また、シンポジウムと併せて、防災・減災や避難所に関する展示会をシンポジウム会場内で開催します。(防災・避難所EXPO2025)避難所とDX推進を中心に、自治体・企業等の協力により、模擬避難所や災害に強い通信技術をはじめ、各種の防災グッズや災害支援の取組等を紹介する展示を行います。
サイドイベントとして「Matching HUB OITA, Trial」という産学官のマッチングイベントも開催されます。
本シンポジウムは、一般社団法人国立大学協会が、全国の国立大学に向けて募集した「レジリエント社会・地域共創シンポジウム」に本学が応募し、採択されたもので、国立大学協会及び大分県、大分市との共催により、県内企業・報道機関の協力・協賛の下で実施します。

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レジリエント社会・地域共創シンポジウム
防災・避難所 EXPO2025

【事項4】BUNDAI GXセミナー2024について

本学では、令和6年4月に「理工学部 先端技術・GX研究センター」を設置しました。
カーボンニュートラル、省エネルギー・省資源等の研究分野を重点的・中長期的に取り組む体制を構築し、強みでもある次世代燃料・エネルギーの高度利用技術などの研究を基礎として、GX実現に向けた研究を推進しています。
今回開催するセミナーは、GX(グリーントランスフォーメーション)に関連する研究や取組について、わかりやすく解説します。

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その他の情報

【事項1】令和6年度大分大学Jr.サイエンス事業
 大分市登録無形文化財第一号「豊後絞りを学ぼう!」

豊後絞りを学び、絞り染めを体験しましょう!(講師:都甲由紀子准教授)

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【事項2】第33回・第34回グローカル感染症研究セミナー

【第33回グローカル感染症研究セミナー】
■テーマ:PRC2 in myeloid cells in the context of fibrosis and cancer
 ※英語での開催となります。
■開催日時:令和6年12月6日(金)16:30~17:30
■ハイブリッド開催:
 ・大分大学グローカル感染症研究センター棟1F多目的室(挾間キャンパス)
 ・オンライン(zoom)

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【第34回グローカル感染症研究セミナー】
■テーマ:ゲノムワイドCRISPRスクリーニングにより特定されたHepatitis B Virus感染の宿主依存因子

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【事項3】大分大学スティームラボ「クリエイティブ講座Vol.5!」

子どもから大人まで参加できる、ものづくりの講座を開催します!

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【事項4】第16回国際文化祭を開催
 ~多彩な日本文化体験プログラムによる地域住民と留学生の 交流~

大分大学国際交流会館が立地する錦町1丁目自治会と本学学生からなる国際交流ボランティア会(グローバルクルー)の協力のもと、地域住民と本学外国人留学生との交流を目的として、第16回国際文化祭を開催します。
錦町1丁目自治会の協力により、地域の皆さんと本学の外国人留学生が、餅つきや茶道、書道など様々な日本文化を体験します。 また、大分大学学生からなる国際交流ボランティア会(グローバルクルー)が留学生と一緒に国際色豊かな料理を作り、地域の方に振る舞います。

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【事項5】医学部附属病院 ふれあいコンサートを開催

大分大学医学部附属病院では、入院中の患者さんに楽しんでいただくことを目的とし、本学学生の音楽系サークルや一般の音楽サークル、入院患者さんの送迎をお世話する学生・職員など、多くの方々の協力により、七夕とクリスマスシーズンの年2回「ふれあいコンサート」を開催しています。

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【事項6】令和6年度 文化系課外活動サークル定期演奏会 開催 (挾間キャンパス・旦野原キャンパス)

令和6年度文化系課外活動サークルの集大成となる、定期演奏会を下記のとおり開催します。

【医学部管弦楽団Espressivo 第29回定期演奏会】

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【第62回大分大学混声合唱団コール・レティッヒ定期演奏会】

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【大分大学文化会吹奏楽部 第38回定期演奏会】

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【大分大学文化会邦楽部 第43回定期演奏会】

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【大分大学マンドリンクラブ 第67回定期演奏会】
■開催日時:令和6年12月21日(土) 開演18:30(開場 18:00)
■開催場所:iichikoグランシアタ、iichiko音の泉ホール
■入場料:無料

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【Swing Brothers Jazz Or. 第67回定期演奏会】
■開催日時:令和6年12月22日(日)
■開催場所:ブリックブロック
■入場料:(一般)1000円(学生)500円

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【事項7】令和6年度 報道機関各社との懇談会 開催

大分大学では、例年、本学役職者等と県政記者クラブ各社の皆様が交流を図ることにより、本学への理解をより一層深めていただくことを目的に懇談会を開催しています。
今年度も下記のとおり北野学長による発表及び教員3名による取組発表を予定しています。昨年度と同様、発表終了後に立食形式による交流会を開催予定です。(写真:昨年度の取組発表の様子)

■開催日時:令和7年1月30日(木)11:00~13:20(予定)
■開催場所:トキハ会館5階
・大学の取組紹介…ローズの間
・交流会…カトレアの間