お知らせ令和7年度12月学長記者会見

令和7年度12月学長記者会見

日時
2025-1225
場所
県庁記者会見室
令和7年度12月学長記者会見

▲説明をする北野学長

【事項1】北野正剛学長が令和7年度公益財団法人スポーツ協会公認スポーツ指導者等表彰で永年表彰を受賞

この度、本学北野正剛学長が、令和7年度公益財団法人日本スポーツ協会「公認スポーツ指導者等表彰」で永年表彰を受賞しました。
本受賞は、永年にわたりスポーツ指導者として、スポーツの指導育成及び組織化、競技力の向上、公認スポーツ指導者制度の発展その他国民スポーツの振興に貢献した者のうち、特に顕著な功績があった者を表彰するものです。
12月14日に「大分県スポーツ指導者研修会」の開会式冒頭にて表彰式が執り行われ、大分県スポーツ指導者協議会田島正博会長より表彰楯が授与されました。
今年度大分県での受賞者は2名で、スポーツドクターとしての受賞者は北野学長1名となります。
(写真:授賞式の様子)

【事項2】医学部附属病院に新たな手術支援ロボット「Hugo RAS システム」を導入
 ~地域医療を支え、最新の低侵襲手術に精通する次世代の外科系医師及び多職種医療人材を育成~

本学医学部は、文部科学省の「高度医療人材養成事業(大学病院における医療人材養成環境のさらなる高度化)」に採択されています。
同事業の目的である、特色ある教育・研究分野での医療人養成プログラムを実施するための最先端医療設備として、医学部附属病院にメドトロニック社製手術支援ロボット「Hugo RASシステム」及び手術教育高度化プラットフォーム「Touch Surgery」を令和7年12月に新たに導入します。

大分県では、外科系の医師や診療科の地域偏在が特に顕著であり、機能温存や根治性向上が期待されるロボット支援手術においても県内で急速に導入施設が増える中、指導者(プロクター)が少なく、その養成とともに効率的な教育および指導体制の構築が課題となっています。一方で、外科医が減少する中、本学医学部は地域中核病院の外科医を効率よく育成する役割を有しています。
これらの課題に対応するため、「Hugo RASシステム」、「Touch Surgery」を活用し、以下の取組を実施します。

「Hugo RASシステム」の開放型コンソールを活用した術中教育・指導の効率化
「Hugo RAS システム」は、大分県内では初、九州地区では3施設目の導入です。
従来機種とは異なり、それぞれが独立したアームをもつ手術支援ロボットで、症例や患者さんに応じて柔軟な配置が可能で、かつ術者が見ている操作画面を複数人で同時に確認できる開放型コンソールを採用しており、周囲とのコミュニケーションが容易になります。

「Touch Surgery」を活用した地域連携クラウドシステムの構築によるアクティブラーニングと
 遠隔手術指導の実践

「Touch Surgery」は、日本で初導入です。
Touch Surgeryは、Live Stream機能を有し、遠隔地へ音声およびアノテーションを用いて双方向の手術指導が可能となるため、地域中核病院に対する遠隔手術指導を可能とし、より質の高い医療人育成に寄与します。
また、高いセキュリティの下で手術動画をクラウド上に取り込み、AIにより自動的に主要な手術段階に分割されます。取り込まれた動画は、Webや携帯端末で閲覧でき、学生のアクティブラーニングや地域の医療機関で研修中の医師へ教育に活用し、医療DXの加速に寄与します。

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【事項3】医学部に新たな寄附講座「低侵襲画像下治療学(IVR学)講座」を開設

本学医学部附属病院放射線科は、がんや動脈瘤をはじめとする血管疾患、さらに外傷に伴う動脈性出血などを対象とした低侵襲画像下治療(Interventional Radiology:IVR) の分野で、高い専門性と豊富な診療実績を有しています。
IVRは多様な機器・デバイスを必要とする領域であり、カテーテルやステントグラフトなどの新規デバイス開発や、高精度画像診断機器を活用した診断技術の高度化が重要となっています。
2026年4月1日に開設予定の本寄附講座は、社会医療法人敬和会(岡敬二理事長)からのご支援により設置されるもので、大動脈疾患に対するステント治療、内臓動脈瘤や血管奇形に対する塞栓術、腎がんに対する凍結療法など、多様な疾患に対する治療技術の開発・改良を目的としています。
本講座には大地克樹助教(専任)、浅山良樹教授(兼任)などを配置し、血管病やがんに対する高度医療の更なる推進、そして最新の研究成果の臨床応用が期待されます。
また、CT・MRIを活用した診断精度の向上と治療成績の改善を通じて地域医療に貢献するとともに、次世代の医療従事者の育成にも取り組んでまいります。

大動脈瘤、大動脈解離、内臓動脈瘤、血管奇形などの血管病に対するカテーテル治療や腎がんに対する凍結療法などの診療・研究、教育を行います。

※低侵襲画像下治療(IVR:Interventional Radiology)とは、レントゲン、CT、超音波などの画像を見ながら、体表に小さな針やカテーテル(細い管)を入れて行う「切らない手術」のことで、身体への負担が少なく、短期間の入院で済むのが特徴です。

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【事項4】大分県医療情報ネットとセキレイネットの連携協定締結、並びに大規模災害対策を見据えた
 久留米・佐賀エリアとの広域医療情報ネットワーク網構築構想について

本学が中心となって運営しているID-Link(地域医療連携ネットワークサービス)ネットワークである大分県医療情報ネットと、同じく済生会日田病院が中心となったID-Linkネットワークのセキレイネット間で相互に診療情報を共有する協定を締結することになりました。
また、久留米エリアにおいてはアザレアネット、佐賀エリアにはピカピカリンクというID-Linkネットワークが形成されており、大規模災害時の広域患者搬送等を想定してそれらのネットワークと大分県医療情報ネット間で協定を結ぶ方向で協議・調整を開始しています。

ID-Linkは、株式会社エスイーシーが提供する、診療情報を統合して共有する全国統一のクラウドサービスで、導入地域ごとにユニオンと呼ばれる診療情報共有グループを形成しています。本学医学部附属病院では、大分県全域を対象として「大分県医療情報ネットワーク」というユニオンを組織し、現在21施設が参加しています。また、大分県西部地域には済生会日田病院を中心とした39施設が参加するユニオン「セキレイネット」があります。
今回「大分県医療情報ネットワーク」「セキレイネット」間で相互に診療情報を提供・参照する協定を締結することで合意しました。これにより、60施設の診療情報を参照できるようになり、地域医療連携に役立つことが期待されます。
また、令和6年1月の能登半島地震では避難所での医療支援や、広域患者搬送、1.5次・2次避難の際の医療情報共有に石川県全域に導入されたID-Linkネットワークが非常に有用であったことが報告されています。
大分県においても、南海トラフ地震などの大規模災害時には広域搬送・避難が想定されますが、その際の連携先として想定される福岡県久留米エリアや佐賀県にはそれぞれ「アザレアネット」「ピカピカリンク」というID-Linkユニオンが形成されており、「大分県医療情報ネットワーク」では、これら2つのユニオンと連携協定締結に向けた協議を開始しました。複数県にまたがる災害時搬送を見越した広域連携は、全国的にあまり例を見ない先進的な取組です。
また、大分県とも、災害拠点病院等を中心とした、大分県医療情報ネットへのID-Link開示病院の追加について継続的に協議を行っています。

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その他の情報

【事項1】災害情報活用プラットフォーム「EDiSON(エジソン)」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の
 進める「情報・データを活用した防災力強化プロジェクト」に採択

減災・復興デザイン教育研究センターで、2018年から研究が進められており、大分大学発ベンチャーである株式会社INSPIRATIONPLUS(インスピレーションプラス)が展開している災害情報活用プラットフォーム「EDiSON(エジソン)」が、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の進める「情報・データを活用した防災力強化プロジェクト」に採択されました。
対象は「ソロモン諸島」であり、同地域の気象情報や災害時に活用できる地域の情報の収集や分析のほか、同国の災害対応にあたる機関との連携、EWS(Early Warning System:早期警戒システム)の構築をユネスコと共同で実施いたします。
実施期間は2026年から約2年間を予定しています。

現在、世界的に広がる気候変動により、自然災害の広域化・激甚化に対する適応分野の需要が高くなってきています。
特に過去多くの災害を経験した日本の防災への取り組みは、世界から注目されています。
海外では特に強靭な国土設計のためインフラの強化は時間とコストを要することから、減災の領域に対し注目が高く、特にEWS(Early Warning System:早期警戒システム)の需要が高まってきています。
この度、EDiSONはユネスコから、大分県をはじめとした国内の実績が高く評価され、ソロモン諸島のEWS構築に期待され採用されました。

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【事項2】大分大学と東亜建設工業株式会社九州支店とのネーミングライツ・パートナー契約を締結

この度、旦野原キャンパスの理工学部第一講義棟の学生ラウンジについて、ネーミングライツの公募を行い、学内の審査を経て東亜建設工業株式会社九州支店をネーミングライツ・パートナーに選出しました。
本学のネーミングライツ・パートナーは、日産プリンス大分販売株式会社(対象施設:大分大学学術情報拠点(図書館)ラーニングコモンズA・B)に次ぐ2例目となり、学部でのネーミングライツは初めてとなります。
東亜建設工業株式会社九州支店では本学卒業生も活躍しており、「知名度を向上させ、リクルート活動の更なる活性化につなげるとともに、大分大学の教育研究環境向上へのサポートを図りたい」との思いからご応募いただきました。

本学は、ネーミングライツを導入しており、本学の施設及びスペース(以下「施設等」という。)に対して、愛称を設定し、企業のロゴやマークなどの掲載を行います。パートナーと地域の活性化に取り組み、本学施設の魅力向上、相乗効果による産学連携の推進を図ることを目的とするものです。

■契約相手方:東亜建設工業株式会社九州支店(福岡県福岡市博多区博多駅前1丁目6番16号)
■愛   称:ラウンジ東亜(日本語表記)・Lounge TOA(英語表記)


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【事項3】中・高校生を対象としたSTEAM教育「第3回 未来のワクワク科学研究への一歩」
 ~高崎山自然動物園でニホンザルの観察からの発見~

高崎山のサルの生態を楽しく観察して、研究成果をポスターにまとめ、ポスターセッション(発表)に挑戦し、互いの興味・関心を科学的な視点から伝え合いましょう。

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【事項4】レジリエント社会・地域共創シンポジウム
 令和7年度減災シンポジウム in杵築市 ー持続可能な減災社会の実現に向けてー

司会進行:大分県立杵築高等学校生徒

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【事項5】第12回異業種交流会「親の働き方、私の働き方、未来の働き方」
  ~過去から未来を旅する働き方タイムトラベル対話会~

異業種の方々と楽しく意見交換・情報交換してみませんか?

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【事項6】令和7年度 報道機関各社との懇談会 開催

大分大学では、例年、本学役職者等と県政記者クラブ各社の皆様が交流を図ることにより、本学への理解をより一層深めていただくことを目的に懇談会を開催しています。
今年度も下記のとおり北野学長による発表及び教員3名による取組発表を予定しています。昨年度と同様、発表終了後に立食形式による交流会を開催予定です。
(写真:昨年度の取組発表の様子)

■開催日時:令和8年1月27日(火)11:00~13:20(予定)
■開催場所:トキハ会館5階 ローズの間(大学の取組紹介)、カトレアの間(交流会)