お知らせ第145回学長記者会見

第145回学長記者会見

日時
2018-0327
場所
大分県庁県政記者室
第145回学長記者会見

(事項1)社会福祉士/精神保健福祉士国家試験 今年も合格率全国トップランクを達成

 第30回社会福祉士(試験:3月4日 合格発表:3月15日)及び第20回精神保健福祉士(試験:2月3,4日 合格発表:3月15日)の両国家試験において本学は毎年高い合格率を誇っているところですが,今年も教育福祉科学部 人間福祉科学課程 社会福祉コースの学生が全国トップランクの結果を残しました。(写真:試験終了後に記念撮影)

【第30回社会福祉士国家試験】
全国平均合格率が30.2%という難関でしたが,本学新卒者は32名中30名の93.8%が合格しました(全国214校中3位)。既卒者も含めた全国順位は2位と,総数(新卒+既卒)の合格率86.1%は,本学では過去最高の結果となりました。




【第20回精神保健福祉士国家試験】
今年の全国平均合格率は62.9%でしたが,本学は受験者3名全員が合格しました(既卒者の受験は0名)。
本学は5年連続で合格率100%を達成しています。

 ソーシャルワーカーに限らず,「資格」は専門職のために存在するのではなく,サービスや技術などについて一定以上の質を担保することを通じて,国民に寄与することを目的としています。
 よって,国家試験に合格してもソーシャルワーカーとしての専門性を発揮できないなら,資格目的を達成できていないことになります。このことを念頭に置いて,いわゆる「試験対策」に偏重することなく,今後も専門職養成に邁進していきます。
 なお,平成28年度の教育福祉科学部から教育学部への改組に伴い,教育福祉科学部人間福祉科学課程社会福祉コースは募集を停止しており,現在は同年に新設された福祉健康科学部社会福祉実践コースにて福祉専門職を養成しています。

(事項2)大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD)と県内各所との連携・協力に関する
    協定締結式開催

 本学の学内共同教育研究施設として,平成30年1月1日付で大分大学減災・復興デザイン教育研究センターを設置しましたが,今後は,県内全域の減災・復興デザインに関する取組について,当センターが機能的・機動的にその役割を果たすため,県内関係各所と連携・協力協定を締結することを予定しています。
 大分県でも多様な災害に対する平時からの備えなどの防災・減災対策の重要性が益々高まっており,地域における取組を総合的に支える仕組みづくりが求められています。
 本学減災・復興デザイン教育研究センターと県内2機関との間で,それぞれ以下のとおり調印式を挙行いたします。

【大分大学減災・復興デザイン教育研究センターと
 国土交通省九州地方整備局大分河川国道事務所との連携・協力に関する協定調印式】

 開催日時:平成30年4月5日(木)9:30~10:00
 開催場所:大分大学旦野原キャンパス 産学官連携推進機構棟内 2F セミナー室
 出席者:理事(CERDセンター長),センター次長,関係教職員等,大分河川国道事務所長・副所長,
     関係職員等

【佐伯市と大分大学減災・復興デザイン教育研究センターとの
 「災害に強いまち(人)づくり」に関する協定調印式】

 開催日時:平成30年4月16日(月)14:00~14:30
 開催場所:佐伯市役所 5F 庁議室
 出席者:理事(CERDセンター長),センター次長,関係教職員等,佐伯市長,防災局長,
     防災危機管理課長,関係職員等

(事項3)ジェットスター・ジャパン株式会社/大分県/大分大学経済学部の三者連携協定締結式開催

 「大分県とジェットスター・ジャパン株式会社との観光・地域振興に係る包括連携協定」に基づき,大分県/ジェットスター・ジャパン株式会社(以下JJP社)と本学経済学部の三者で協定を締結することになり,協定締結式を4月3日に開催いたします。

【協定締結式】
 開催日時:平成30年4月3日(火)11:15~11:45(予定)
 開催場所:大分県庁舎本館3階 企画振興部長室
 出席者:大分大学:経済学部長 大崎美泉
     大分県:企画振興部長 岡本天津男
     ジェットスター・ジャパン株式会社:常務執行役員 藤岡秀多

 本協定は,JJP社にとっては大学との連携協定締結で全国初の事例となります。

 本学では,経済学部の大井研究室のゼミナールにおいて共同調査研究を実施するとともに,経済学部に開設している企業連携のアクティブラーニング型科目「実践経営分析論1・2」(2018年度は実践経営分析論2として開講)で大分県・JJP社の要請に基づく課題解決型の講義を開講し,社会連携と政策課題解決を目指していきます。

(事項4)ブンダイ生が考えました! 大分大学LINEスタンプ発売!!

 大分大学のLINEスタンプを作りたいと名乗りを上げた大分大学生8人と,大分県で活躍しているイラストレーターの“のっけむし”さんがタッグを組み,大分大学オリジナルLINEスタンプが完成しました。
 多くの在学生がコミュニケーションツールとして使用しているLINEに本学独自のスタンプを利用することで,より本学に愛着を感じてもらうこと,また,本学以外のユーザーにも使用してもらい,本学の認知度向上に繋げることを目的に,2017年の11月からLINEスタンプ開発企画がスタートし,本学在学生,卒業生,教職員,地域の方,本学を志願する高校生,本学のことを知らない高校生など,多くの方に使ってもらえるような使いやすいスタンプを目指し,開発を行いました。

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(事項5)低濃度PCB廃棄物の処理等について

 大分大学における「低濃度PCB廃棄物保管室の水没」の事案については,お騒がせいたしました。
 以来本学では,低濃度PCBの流出を防ぐための処置や管理を実施していましたが,この度,低濃度PCBを含む油や機器等の処理業者による搬出が完了いたしました。また,PCB保管室・ドライエリアや排水経路等も洗浄し専門業者による分析を行った結果,PCBは検出されないことも確認しています。
 このことから,低濃度PCB流出の恐れは無くなりました。

その他の情報

(事項1)平成30年度 大分大学入学式の実施について

 平成30年度大分大学入学式を4月4日(水)に実施します。
(写真:昨年度の入学式の様子)

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(事項2)平成30年4月からの学部長・大学院研究科長に ついて

 4月1日からの本学各学部長・大学院研究科長は以下のとおりです。
 任期は平成30年4月1日から2年間です。

 ■教育学部長・大学院教育学研究科長
  古賀 精治(こが せいじ)
  専門:特別支援教育

 ■経済部長・大学院経済学研究科長
  大崎 美泉(おおさき よしみ)
  専門:管理会計論(Management Accounting)

 ■医学部長・大学院医学系研究科長
  守山 正胤(もりやま まさつぐ)
  専門:病理学(特に分子病理学),分子生物学

 ■理工学部長・大学院工学研究科長
  劉 孝宏(りゅう たかひろ)
  専門:自励振動,制振技術,動吸振器

 ■福祉健康科学部長
  衣笠 一茂(きぬがさ かずしげ)
  専門:社会福祉,ソーシャルワーク

 ■大学院福祉社会科学研究科長
  相澤 仁(あいざわ まさし)
  専門:児童福祉,非行臨床

 (※下線は新任の学部長)

(事項3)平成30年度前期 大分大学公開授業のお知らせ

 本学は,日々の教育・研究・医療の成果を地域社会に還元して,地域との連携・共存を図り,その発展に貢献することをめざして,大学開放事業に取り組んでいます。
 この事業の一環として,本学で開講している授業を「公開授業」として地域の方々へ公開します。
 本学では公開授業を平成12年度から実施しており,平成29年度は前・後期合わせて78科目を公開,延べ200名を超える受講がありました。
 受講は原則として有料(1科目につき6,377円~10,492円)で, 金額は授業回数に応じて決まっています。
 なお,今期は2019年のラグビーワールドカップ,2020年の東京オリンピックの開催を控え,突発的な病気等で困っている訪日外国人を助けることができるよう,病気等の症状を確認する基本的な英語・中国語表現と,疾患の重症度を判断できる基本的な医学知識,応急処置法を学ぶ集中講義「国際健康コンシェルジュ養成講座(無料)」を開講します。

※公開授業とは…本学の学生向けに開講している授業を,一般社会人等に対して開放し学生と一緒に受講していただくものです。(学期末試験は受けられず,単位認定は行いません)

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(事項4)平成29年度卒業生・修了生の就職状況について

 平成30年3月22日現在の各学部研究科の就職内定率は以下のとおりです。

 【学部】
 

 【大学院】
 

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(事項5)経済学部の板井瑠菜さんが「第4回九州未来アワード ~世界が驚くKYUSHUへ」で優秀賞を受賞

 3月15日に開催された,九州に所在する大学に通う学生および九州出身の学生を対象に起業アイデアを募集し起業化の可能性が高いアイデアを表彰する「第4回九州未来アワード ~世界が驚くKYUSHUへ」の最終選考会にて,経済学部1年の板井瑠菜さんの県産カボスを使った蚊取り線香のビジネスプランが,郷土愛チャレンジ賞を受賞しました。
 この「九州未来アワード」は,九州の7新聞社が主催して,独創的・革新的な起業アイデアや経済活性化への取り組みを表彰するもので,3月15日に鹿児島市のホテルで最終選考会が開かれました。(写真:授賞式の様子)
 今回は企業・団体部門に35社,学生起業アイデア部門に14者の応募から,それぞれ6社,2者がファイナリストとしてプレゼンテーションを行いました。
 大分県からは企業,学生を含めて唯一の最終選考会への参加者となった板井さんは,自身の考案した県産の廃棄処分される摘果カボスを利用した蚊取り線香について発表し,「地域のイノベーションに貢献する視点をもったアイデア」として見事に郷土愛チャレンジ賞に輝きました。
 なお,板井さんは,昨年12月に九州ニュービジネス協議会主催で開催された第17回(H29年度)大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテスト最終審査会においても「かぼす蚊取り線香 大分名産かぼすの香りで気持ちも爽やかに」と題したプレゼンテーションで優秀賞を獲得しています。