お知らせ令和元年度 第2回 学長記者会見

令和元年度 第2回 学長記者会見

日時
2019-0528
場所
大分県庁県政記者室
令和元年度 第2回 学長記者会見

(事項1)教育学部の改革について
    ~2020年度から教育学部小学校教育コースが初等中等教育コースへ変わります~

 教育学部は,来年度より小学校教育コースを初等中等教育コースに変更します。
 1.卒業要件を小学校教諭免許状のみから,小学校教諭のほかに中学校教諭もしくは幼稚園教諭の2つの
  免許状とする。
 2.特別支援学校や高等学校を含む他校種または中学校の他教科の中から,3つめの免許状を取得できる
  ようになる。

 これにより,地域の教育課題に向き合い,校種を超えた幅広い知識と実践力を持ち,教科の専門性をしっかりと学ぶ,地域の将来を支える教員となる学生を養成します。
 入学者選抜における学力検査実施教科・科目等(大学入試センター試験及び個別学力検査)については,順次本学ホームページ等でお知らせします。
 なお,特別支援教育コースはこれまでどおりですが,副免 関係の科目を2年時から履修できるようになります。(これまでは3年次から履修)

 ※副免とは…卒業要件ではない,各自が希望して取得する免許

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(事項2)大学院の改革について
    ~大学院福祉健康科学研究科(仮称), 大学院教育学研究科 教職大学院一本化へ~(設置申請中)

 本学では,これまで,平成28年(2016年)4月に福祉健康科学部設置,教育学部の改組,教職大学院の設置,大学院工学研究科の改組,平成29年(2017年)4月に理工学部の改組,経済学部社会イノベーション学科の設置など,本学が持つ特色,強みを活かしながら「地域活性化の中核的拠点」として,機能を再構築し,組織改革を進めてきました。
 今回,本学のさらなる改革に向け,令和2年(2020年)4月に大学院福祉健康科学研究科を設置する計画及び大学院教育学研究科を専門職学位課程(教職大学院)へ一本化する計画を文部科学省に申請しました。

【福祉健康科学研究科】
 新たに設置する福祉健康科学研究科は,平成28年(2016年)4月に設置した福祉健康科学部の取組の上に立ち,本学の強みである「医療」「福祉」「心理」を結節し,福祉健康科学の深化を進め地域共生社会の実現に貢献する人材を養成することを目的とします。
研究科の構成は,1専攻3コースとし,それぞれのコースにおいて「医療」「福祉」「心理」の専門性を深めつつ,「地域共生社会」の概念を理解し,多角的な方向から地域共生社会の実現を担うパイオニアを養成します。
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【教育学研究科】
 教育学研究科は,現行の専門職学位課程(教職大学院)と修士課程の機能や資源を統合・集約し,教員養成機能の強化や教員研修のさらなる充実をはかるため,修士課程を廃止し,専門職学位課程(教職大学院)に一本化します。
 新たな教育学研究科においては,「新しい学校づくりにおいて指導的役割を果たし得るスクールリーダーの養成と,新しい学びや多様な教育課題に対応し得る実践的指導力をもった教員を養成する」ことを目的とします。
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(事項3)5月31日は世界禁煙デー タバコのない大学キャンパス実現に向けた 大分大学の取組について

 5月31日はWHO(世界保健機関)が定める世界禁煙デー,5月31日~6月6日は厚生労働省が定めた禁煙週間です。

 本学は平成19年1月に挾間キャンパス,8月に王子キャンパスを全面禁煙とし,平成23年4月の旦野原キャンパス全面禁煙により全てのキャンパスを敷地内全面禁煙としました。
北野学長が就任後は「禁煙推進宣言」制定(平成24年4月),禁煙推進担当学長特別補佐の設置(平成25年10月),学生・教職員を対象とした無料禁煙外来開設(平成26年9月),職員の勤務時間内の喫煙を禁じた「職員の受動喫煙の防止等に関する規程」制定(平成28年5月),そして本年3月の「国立大学法人大分大学における教員選考の基本方針」にて非喫煙者を優先して選考することを決定するなど,学内の無煙環境の構築を積極的に推進してきました。
 生涯にわたり健康で活躍する有為な人材を輩出するため,無煙環境をつくり,健康意識の高い学生を育てることが,地域社会に役立つ人材の育成につながるとの思いを込めて今後も継続して無煙環境の構築に取り組みます。

【最近の本学の無煙環境構築の取組】
 1.平成31年3月に非喫煙者を優先して選考することを決定,実践(「国立大学法人大分大学における
  教員選考の基本方針」)

  平成31年4月採用者181名 うち喫煙者は3名 → 喫煙者3名には禁煙指導を行う予定
  令和元年5月採用者10名 うち喫煙者は0名

 2.一般社団法人日本禁煙学会作田学理事長による新入生特別講演会
  ~健康な学生生活を送るために~ 実施

  開催日時:令和元年5月21日(火)
  開催場所:大分大学旦野原キャンパス
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 3.大分大学公開講座「禁煙について考える」開催
  開催日時:令和元年6月2日(日)14:00~
  開催場所:J:COMホルトホール大分 4階 404会議室
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(事項4)「日・サウジ・ビジョン2030ビジネスフォーラム」MOU交換セレモニーに北野学長が登壇

 6月17日に開催される「日・サウジ・ビジョン2030ビジネスフォーラム」で両国政府大臣立ち合いのもと行われるセレモニーセッション(MOU署名関係者による交換式)に本学北野学長が登壇します。
 本フォーラムは,日本・サウジアラビア両国政府による二国間協力の基本方針と具体的なプロジェクトをまとめた「日・サウジ・ビジョン2030」の一環として開催するもので,エネルギーやインフラといった従来交流のあった分野に限らず,エンターテイメント産業やスタートアップといった新しい分野を取り上げ,日・サウジ両国間でのビジネス関係を一層深化させる目的で実施するものです。
 当日のセレモニーセッションでは,両国政府の大臣立ち合いのもとMOU署名関係者による壇上での交換式が行われますが,経済産業省から一般財団法人中東協力センターを通じて北野学長に参加要請があり,今回参加することとなりました。
 本学とアルファイサル大学とのMOU(大学間交流協定)について2018年7月に計画されていた安倍首相の中東訪問の際に,「日・サウジ・ビジネスラウンドテーブル」でのMOU交換式に北野学長とアルファイサル大学側代表者が出席し,調印を行う予定でしたが,同月に発災した西日本豪雨災害のため中東訪問が中止となったため,MOUは後日郵送にて取り交わされた経緯があります。今回のセレモニーにはアルファイサル大学側は都合がつかず不参加のため,北野学長が単独で登壇し,協定書を披露する予定です。

【日・サウジ・ビジョン2030ビジネスフォーラム】
 開催日時:2019年6月17日(月) 16:00~18:30
 開催場所:コンラッド東京2階 風波

(事項5)地(知)の拠点による地方創生推進事業(COC+)
     シゴト発見フェスタ&インターンシップフェア 開催

 本学の北野学長が会長を務める「大学等による『おおいた創生』推進協議会」は,地(知)の拠点による地方創生推進事業(COC+)の一環として,6月15日に大分大学旦野原キャンパスにて「2019シゴト発見フェスタ&インターンシップフェア」を開催します。
 大学等による「おおいた創生」推進協議会は,平成27年度文部科学省「地(知)の拠点大学による地方創生事業(COC+)」で採択された「地域と企業の心に響く若者育成プログラムと大分豊じょう化プラン」と相乗して,大学等の持つ研究開発能力や学生の活力を地域社会と連携させることにより,地域の活性化・地域人材のレベルアップ・若者の地域との連携及び地域定着推進のための事業を実施しています。
 この事業に参加する県内大学,短期大学等の学生に対して「県内就職率向上」,「県内定着」を図るために,県内企業と学生のマッチングを促進する取組として,「シゴト発見フェスタ&インターンシップフェア」を開催します。  大学・高専1~2年生(3年生も参加可)及び短大1年生を対象に「自分を知ること」,「仕事を知ること」を目的としており,低学年の段階からキャリア構築を意識させ,その後の就職活動の負担軽減と大学での学びの再確認につながることも期待できます。

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その他の情報

(事項1)大分大学文化会サークルの祭典「交歓祭2019」 開催

 本学旦野原キャンパスで活動する文化系公認サークルが一堂に会して日頃の活動内容を披露する交歓祭2019を開催します。
 交歓祭とは,2005年から毎年,新入生がサークルにも慣れてくるこの時期に開催しています。
 本学旦野原キャンパスの文化会サークル活動の日頃の成果をより多くの方に知ってもらうこと,サークルを超えた新しい繋がりを生み出すことを目的としています。(写真:交歓祭2018の様子)
 当日は,ギャラリーでの展示をはじめ,音楽系サークルの舞台発表を行います。また,複数サークルによるコラボレーションなども行います。
 グランドフィナーレでは,全てのサークルのメンバーが舞台に上がり,全員で手話付きの歌を歌います。
 大分大学生や関係者だけではなく,地域の皆さんも楽しんでいただける構成でお越しをお待ちしています。

(事項2)大分大学公開講座「数寄屋袋をつくりましょう!」開催

 大分大学高等教育開発センターは,一般の方・高校生を対象に,数寄屋袋(すきやぶくろ)を製作する公開講座を開催します。
 数寄屋袋とは,お茶席で使うふくさや懐紙,扇子,楊枝などの小物をまとめて入れる袋のことで,和装小物のひとつです。
 この講座では,和布の染織について本学教育学部の都甲由紀子准教授が解説した後,和裁士の松村めぐみさんによる指導で帯や着物の生地を材料として数寄屋袋を作ります。
 参加者それぞれが表地と裏地の布を選んで組み合わせ世界にひとつだけのオリジナルの作品を作ることができます。

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(事項3)大分大学公開講座【音読・朗読講座シリーズ2】
    自分の声を「調べ」にするための4つのレッスン(第2期)開催

 大分大学高等教育開発センターは,高校生以上の方を対象に,音読・朗読レッスンの公開講座を開催します。
 この講座は「自分の声探し、自分の声生かし」のための時間です。段階を踏んだレッスンで、自分にとって心地良い「声」を探していきます。
 テキストは童話のほか,古文・漢文も使用します。受講者お気に入りの絵本を持ってきていただくことも予定しています。


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(事項4)「夏休み子どもサイエンス2019」開催

 「夏休み子どもサイエンス2019」は,本学理工学部に事務局を置く「大分県理科・化学教育懇談会」が行う理科の実験体験スクールです。
 子どもだけを対象とするのではなく,親子で自然科学への興味・関心を深めてもらうことを目的としており,今年で20回目の開催になります。今年度も,化学から生物まで幅広く自然科学に興味を持ってもらえるような実験を用意しています。
 本事業の参加人数は1,000名を予定しており,この種の実験体験型スクールとしては全国的に見ても規模が大きく,日本化学会や地域の保護者からも高い評価を得ています。(写真:夏休み子どもサイエンス2018の様子)
 今回は,要望の多かった中学生の部も同時開催します。例年参加申し込み開始当日に定員に達するほどの人気講座です。

 開催日:2019年8月4日(日)
 開催場所:大分大学旦野原キャンパス
 ※参加要領などは公式SNSにて順次発信予定です。

(事項5)豊後大野市にて「あけあじ健幸セミナー」 開催
    -大分大学・大分県信用組合包括連携協定に基づく事業

 豊後大野市,大分県信用組合,本学ほかの共催により,豊後大野市にて住民を対象とした「あけあじ健幸セミナー ~そうだ!検診に行こう~」を開催します。
 県民の健康づくりに関する事業の推進、連携及び調整を図り,健康寿命日本一おおいたを創造するため大分県ではさまざまな取り組みを実施しています。
 このような中,「健康寿命日本一」を目指して創設された,「健康寿命日本一おおいた創造会議」の会長を北野学長が務める本学と,「健康寿命日本一おうえん企業」として各種支援活動を行っている大分県信用組合,県内各自治体がタッグを組み,平成29年度(2017年度)より住民向けの健康セミナーを開催しています。
 今回は豊後大野市にて,「(あ)なたの (け)んこう (あ)なた (じ)しんで → あけあじ」をキャッチフレーズに,本学医学部消化器・小児外科学講座の猪股雅史教授の講演ならびに豊後大野市の現状についての報告などが行われます。

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