お知らせ令和7年度9月学長記者会見

令和7年度9月学長記者会見

日時
2025-0929
場所
県庁記者会見室
令和7年度9月学長記者会見

▲説明をする北野学長

【事項1】令和7年(2025年)10月からの運営体制

令和7年(2025年)10月1日付けで、新たな理事を迎えるなど、運営体制に変更がありました。

新たな理事
 渡邊博子 教育担当
 柴田洋孝 研究,産学連携担当

新たな副学長
 藤木稔 研究推進戦略担当
 古賀精治 学生・留学生支援担当

新たな学長特命補佐
 渡邉亘 大学改革戦略担当

10月からの学長の補佐体制

【事項2】大分大学バンコクオフィス設立10周年記念式典の挙行

平成27年(2015年)8月、本学のグローバル化を推進するための海外における教育研究連携拠点として、タイのマヒドン大学シリラート病院内に、本学初の海外事務所となる「大分大学バンコクオフィス」を開設しました。
バンコクオフィス設立10周年にあたり、これまでの活動を振り返るとともに、更なる発展を願い記念式典を挙行します。

大分大学バンコクオフィスは、それまで本学が行ってきたタイでの医療技術の連携を更に深化させるとともに、学生・研究者交流の推進、産学官連携による国際展開などASEAN域内における人材交流の拠点として、関係各所の協力・支援も受けながら、海外事業を展開してきました。
今回の式典には、タイからは大分大学バンコクオフィスの開設にご尽力いただいたウドム元マヒドン大学長(現マヒドン大学評議会評議員、国務院評議員)をはじめ、メコン地域諸国の低侵襲治療の普及と技術向上に取り組む「メコン内視鏡外科振興機構」(MESDA:Mekong Endo-Surgery Development Association、理事長:北野学長)の活動に参画する医師ら、国内からは足立信也大分市長をはじめ、東九州メディカルバレー構想を通してタイでの事業を展開する企業関係者らをお招きします。

また、式典当日の午後、北野学長、タイ関係者らによる、佐藤樹一郎大分県知事への表敬訪問を予定しています。

■開催日時:令和7年10月6日(月)11:00~12:30
■開催場所:ホテル日航大分オアシスタワー5階「孔雀の間」

【事項3】水電解による水素製造の革新へ
 ~国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「水素利用拡大に向けた共通基盤
 強化のための研究開発事業/次世代燃料電池・水電解の要素技術開発(水電解分野)」に採択~

本学理工学部・応用化学系クラスターの衣本研究室では、GX・2050年カーボンニュートラル実現へのキーテクノロジーである燃料電池や水電解の材料研究を進めています。
この度、NEDOが公募した「水素利用拡大に向けた共通基盤強化のための研究開発事業」の研究開発項目Ⅱ「次世代燃料電池・水電解の要素技術開発(水電解分野)」に、同志社大学(代表機関)と共同提案した結果、採択されました。
 
研究事業名:革新的水電解用電極技術の開発
研究代表者:同志社大学 盛満正嗣教授
大分大学担当者:理工学部 衣本太郎教授

(1) NEDOの公募情報および採択結果について
2025年度「水素利用拡大に向けた共通基盤強化のための研究開発事業」に係る公募について 
2025年度「水素利用拡大に向けた共通基盤強化のための研究開発事業」公募に係る採択先一覧
(提案番号250505)

(2) 水の電気分解(水電解)は、水素を製造する代表的な技術です。再生可能エネルギーを使って水電解で製造される水素は、特に グリーン水素 と呼ばれます。現在実用化されている方法として、アルカリ型水電解と固体高分子型水電解があります。水素製造時には酸素も発生します。

(3) 将来的な水素製造コストの低減に向けて、グリーン電力の活用、システムコストの低減、性能や耐久性の更なる向上等、解決すべき課題があります。そして、このNEDOナショナルプロジェクトでは、それら課題の解決を狙い、2035年以降の社会実装を見据えた技術開発が募集されました。

(4) 水電解では、水素の発生より、酸素を発生させるために必要なエネルギーが大きく、この低減は長年の技術課題です。本事業では、この解決を目指して、特にアルカリ型水電解の酸素発生用電極の開発に取り組みます。

(5) 理工学部では、これまでに科学技術振興機構(JST)の先端的低炭素化技術開発や環境省のCO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業に参画し、酸素発生用電極の革新的材料として、コア・コロナ(二重構造)型パイロクロア酸化物の可能性を発見し、論文発表しています。
論文はこちら

(6) 本事業では、性能をさらに引き上げるとともに、アルカリ型水電解に実装するための技術開発に取り組みます。

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【事項4】大分大学・北里大学発スタートアップ「株式会社ハッピーねこちゃんわんちゃん」設立
 ~世界初!猫コロナウイルスの感染初期に作用するFIP発症予防薬開発へ~

大分大学医学部の研究成果を基盤とし、北里大学獣医学部との共同研究体制のもと、大学発スタートアップ「株式会社ハッピーねこちゃんわんちゃん」(本社:大分市、代表取締役 松岡茂 特任教授)を令和7年(2025年)9月に設立しました。

世界初の挑戦:FIP(ネコ感染性腹膜炎)を未然に防ぐ発症予防薬で、これまで手つかずだった“空白市場”に挑む
シンプルな予防習慣:半年に1回の検査と経口投与、家庭でもストレスなく実施可能な医療形態を目指す
安心の仕組み:独自メカニズムにより耐性株の出現を防ぎ、長期的な有効性を追求
安全性の裏付け:In vivo実験で高い安全性を確認済み、猫コロナウイルス不顕性感染の猫への投与を想定した開発
2大学発の連携力:国立(大分大学)+私立(北里大学)がタッグを組む2大学発スタートアップ
地方から世界へ:地方大学シーズに地域の産業技術と資本を結集、“グローカル型”大学発スタートアップとして世界市場に挑戦

大分大学で構築した独自の新規抗ウイルス化合物ライブラリから、北里大学でのスクリーニングにより世界最強クラスの抗猫コロナウイルス活性化合物を同定。これをFIP予防を目的としたFECV駆除薬として開発します。

令和8年(2026年):猫での有効性を確認
予防薬としての有効性を実際に猫で確認。動物臨床への第一歩。
令和9年(2027年):非臨床試験完了
安全性・毒性の評価を完了し、国際基準に則った開発体制を確立。
令和11年(2029年):国内・米国・欧州での動物薬承認を計画
世界同時承認を視野に入れ、グローバル展開を推進。

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【事項5】世界五大医学雑誌「New England Journal of Medicine」への論文掲載
(新規降圧薬Baxdrostatの国際第3相試験BaxHTNへの参画・Executive Committeeの1人として論文化)

日本人において脳心血管疾患で死亡する最も多い要因は高血圧です。「高血圧管理・治療ガイドライン2025」(日本高血圧学会)が2025年8月に発表され、それによると高血圧の治療は計画的な生活習慣の改善と降圧薬治療が中心となっています。主要降圧薬として、アンジオテンシン受容体拮抗薬/アンジオテンシン変換酵素阻害薬、カルシウム拮抗薬、サイアザイド系利尿薬、β遮断薬がまず投与されますが、コントロール不良または治療抵抗性高血圧 ※1 に対するアンメットニーズ ※2 があります。
副腎皮質から分泌されるアルドステロンは血圧および体液量の調節に重要です。そのため、血中アルドステロン濃度を低下させるアルドステロン合成酵素阻害薬のBaxdrostatが開発されました(アストラゼネカ社)。そこで、コントロール不良または治療抵抗性高血圧患者に対して、標準治療にBaxdrostatの併用治療の有効性と安全性を検証する国際第3相試験 ※3 BaxHTN試験が計画されました。(Flack, Shibata, et al. Hypertens Res. 2025)大分大学医学部附属病院も本研究に参画しました。(治験責任および調整医師 柴田洋孝・治験分担医師 吉田雄一)796名のコントロール不良または治療抵抗性高血圧患者をBaxdrostat 1mg群(264名)、2mg群(266名)、プラセボ群(264名)の3群に分け、主要評価項目は二重盲検 ※4 12週間後における座位収縮期血圧のベースラインからの変化量としました。その結果、プラセボ補正値としてBaxdrostat 1mg群では-8.7mmHg、2mg群では-9.8mmHgの降圧を認めました。また、安全性として有害事象で懸念される高カリウム血症はプラセボ群より多く認めましたが、その割合は低く、6.0mmol/Lを超えたのはBaxdrostat 1mg群で6名(2.3%)、2mg群で8名(3.0%)、プラセボ群で1名(0.4%)でした 。(Flack, Shibata, et al. N Engl J Med. 2025)

※1.治療抵抗性高血圧:適切な生活習慣の改善を行った上で、3種類以上の異なる作用を持つ降圧薬を服用しても、血圧が目標値に下がらない状態。
※2.アンメットニーズ:患者の要望が十分に満たされていない状態。
※3.第3相試験:多数の患者に対して新しい治療法の効果と安全性を確認するために実施される臨床試験で、主に、治験薬・対象薬・プラセボの3グループで実施。
※4.二重盲検:ダブルブラインド。臨床試験において被験者と観察者の両方が治療内容を知らない状態で行われる試験手法。


本学では内分泌性高血圧として最も高頻度の原発性アルドステロン症の診療と研究の推進のために、内分泌・糖尿病内科、腎臓内科、腎・泌尿器外科、放射線科の合同チームOPAT(オーパット:大分大学原発性アルドステロン症研究チーム:Oita university Primary Aldosteronism research Team)を結成し活動しています(大分大学認定研究チームBURSTとして大分大学医学部附属病院ホームページに掲載)。
本学医学部附属病院は平成19年(2007年)より治験中核病院として選定され、内分泌・糖尿病内科では現在までにアルドステロンに関する複数の第3相臨床試験に参加してきました。
Baxdrostatは新規アルドステロン合成酵素阻害薬であり、副腎皮質のアルドステロン合成酵素を特異的に阻害して血中アルドステロン濃度を低下させることが可能な新規薬剤です。
申請者は、アルドステロン合成酵素蛋白をヒト副腎組織から初めて単離同定(Ogishima, Shibata et al. J Biol Chem. 1991)し、原発性アルドステロン症の診療ガイドライン執筆などの経緯から本薬剤のExecutive Committeeに選出されました。
コントロール不良・治療抵抗性高血圧患者に対する有効性と安全性を検証する国際第3相試験BaxHTNに申請者はExecutive Committeeとして参画し、その結果が著名な医学雑誌「New England Journal of Medicine(Impact Factor:78.5)」へ掲載されました。

▶ 掲載誌:New England Journal of Medicine
▶ 論文タイトル:Efficacy and Safety of Baxdrostat in Uncontrolled and Resistant Hypertension
▶ 著者:Flack JM, Azizi M, Brown JM, Dwyer JP, Fronczek J, Jones ESW, Olsson DS, Perl S, Shibata H, Wang J-G, Wilderang U, Wittes J, Williams B, for the BaxHTN Investigators
▶ DOI:10.1056/NEJMoa2507109
▶ Published:August 30, 2025

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【事項6】医療MaaSの災害時利用に関する実車見学及び検討会

令和7年(2025年)2月から杵築市立山香病院が運用を開始した医療MaaS(マース)について、実車両の見学及びその機能を確認しながら災害時の医療支援の可能性について本学クライシスマネジメント機構関係者らと議論を深めます。
医療MaaSとは、病院から遠い所に住む移動困難な高齢者でも、外来診療で可能な医療行為を受けることができるシステムです。

杵築市立山香病院が運用を開始した医療MaaSには、診療看護師・医療機器・運転手/病院職員・衛生通信(スターリンク)が基本セットとなっており、通常時の活用に加え、災害等非常時の医療提供等の拡張的な活用を目指しています。災害医療のさらなる支援に繋がるため、本学において実車見学及び検討会を実施いたします。

■開催日時:【実写見学】令和7年10月15日(水)13:30~14:30 【検討会】実写見学後実施
■開催場所:大分大学挾間キャンパス医学部附属病院(挾間キャンパスマップ

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【事項7】大分大学ホームカミングデー2025&大分大学開放イベント2025開催

大分大学ホームカミングデー2025
今年度の「大分大学ホームカミングデー」を11月2日(日)に開催します。
この催しは、同窓生に大学にお越しいただき、同日開催の大分大学学園祭を通して、大学構内を見学したり、学生の様子を見ていただいたりするとともに、交流会・懇親会では、本学の現状を報告し、本学に対する意見・提言をいただく場を設けます。
同窓生と本学との絆を深めることにより更なる協力・連携関係を築き、併せて同窓会相互の交流を推進することを目的としています。

本学と同窓生との交流会は、国立大学法人化を機に、平成17年度から県内、県外で開催しており、これまでに本学の7つの同窓会会員等でのべ2,500名以上が参加しています。 旦野原キャンパス学生交流会館B-Forêt(ビ・フォーレ)にて、本学医学部医学科卒業生の前厚生労働省医政局(医系技官)中西理 氏をお迎えしての講演会を含む交流会を実施し、同会場で、懇親会を開催します。

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大分大学開放イベント2025 ~地域社会とともに~
本学では、地域社会との連携・協力を推進するため、大学の研究活動やその成果を広く公開し、一般の方が気軽に訪問できる大学づくりに努めています。地域の皆様に大分大学の今を感じていただきます。
本イベントは、日頃の研究成果等を様々な催し・展示で紹介するもので、例年大分大学学園祭最終日に開催しており、5,000名近い方に来場していただいています。
子どもから大人まで楽しめるよう、各学部の特徴を活かした実験・体験教室や展示、自治体や企業からの出展など約40もの多彩な企画を準備しています。

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その他の情報

【事項1】令和7年度秋季入学式の挙行

本学では、秋季入学式を挙行いたします。
入学予定の学生は

1.大学院経済学研究科博士前期課程 5名
2.大学院理工学研究科博士前期課程 1名
3.大学院福祉健康科学研究科修士課程 1名
4.大学院経済学研究科博士後期課程 1名
5.大学院医学系研究科博士課程 10名
6.大学院理工学研究科博士後期課程 2名

■開催日時:令和7年10月1日(水)11:00~
■開催場所:大分大学本部管理棟3階第2会議室(旦野原キャンパス)

【事項2】大分大学初のネーミングライツ 日産プリンス大分販売株式会社と
  ネーミングライツ・パートナー契約を締結

この度、本学旦野原キャンパス学術情報拠点(図書館)1階の「ラーニングコモンズ」(以下「本施設」)のネーミングライツ(命名権)について公募の結果、学内の審査を経て日産プリンス大分販売株式会社を本学初のネーミングライツ・パートナーに選出しました。ネーミングライツは、施設及びスペースに対して、愛称を設定し、企業のロゴやマークなどの掲載を行います。パートナーと地域の活性化に取り組み、本学施設の魅力向上、相乗効果による産学連携の推進を図ることを目的とするものです。
契約期間は令和7年(2025年)10月1日から令和7年(2029年)9月30日までで、本施設の愛称は「プリンス大分ラーニングコモンズ(英語表記:PRINCE OITA Learning commons」)となります。
つきましては、大分大学ネーミングライツ第1号取得を記念し下記日程でオープニングセレモニーを執り行いますので、報道各社におかれましては、取材につきましてご高配を賜りますようお願い申し上げます。

オープニングセレモニー
■開催日時:令和7年10月1日(水)13:30~
■開催場所:大分大学学術情報拠点(図書館)1階

【事項3】大分大学学園祭が11月1日(土)から開催!

第23回「医学部祭」(挾間キャンパス)を開催! 「WA!」
本学医学部は、11月1日(土)・2日(日)の2日間、挾間キャンパスにおいて、第23回医学部祭を開催します。
本学は、地域社会との連携協力を従来にも増して推進し、地域の活性化に貢献することを大学運営の基本方針としています。
そのためには、教育研究面での連携協力はもとより、本学学生を含めた大学の全構成員が積極的に地域社会との交流を深めることが何よりも重要です。
医学部祭の開催にあたり、本学医学部の学生が勉学やサークル活動等の多方面にわたる学生生活の一端を地域の皆さまに披露し、励ましとご助言をいただくことで、地域社会の一員としての自覚を深め、地域に根ざす大分大学の学生として、さらに成長・飛躍する機会となることを期待しています。

■開催日時:令和7年11月1日(土)・2日(日)
■開催場所:大分大学挾間キャンパス

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第12回「蒼稜祭」(旦野原キャンパス)を開催! 「これ、青春です。」
11月1日(土)から11月3日(月・祝)の3日間(10:00~18:00)、旦野原キャンパスにて、大分大学学園祭「蒼稜祭(そうりょうさい)を開催します。今年のテーマは「これ、青春です。」です。
「青春とは何か」と問われたときに、来場者がそれぞれの「青春」を思い出し、想像できるよう、学園祭を通して、青春を体感・共有できる機会を創出します。

■開催日時:令和7年11月1日(土)~3日(月・祝)10:00~18:00
■開催場所:旦野原キャンパス(メインストリート、いこいの広場、第一体育館ほか)

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【事項4】理工学部 ミニオープンキャンパス

各プログラムの説明や模擬講義、実験体験などを用意しています。
土曜日の午前中開催ですので、イベント後は大学生協で食事などをして、大学の雰囲気を味わうことができます。
(対面5回、オンライン1回)

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【事項5】本学関係学会開催情報 「第30回日本基礎理学療法学会学術大会」

10月17日、10月18日に本学教員が大会長を務める「第30回日本基礎理学療法学会学術大会」を別府国際コンベンションセンターで開催します。
事前取材も歓迎しております。ぜひ、報道を通じて本大会の意義と熱気を広くお伝えいただけますようお願い申し上げます。

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【事項6】国内82大学による医学教育討論会を大分大学にて開催

9月11日(木)、12日(金)の2日間、大分大学挾間キャンパスで、第43回国内視察と討論の会を行いました。日本全国の医学部・医科大学の59人の先生方、また主催者である公益財団法人医学教育振興財団から小川秀興理事長をはじめ11人の財団関係者、計70名が、本学で行った医学教育の視察に来られました。
当討論会は、毎年国内の医科大学(医学部)1校を選び、その医学教育システム及びカリキュラム等について実地に視察研究し、医学教育の改善に資するものです。
文部科学省高等教育局医学教育課からは日比謙一郎課長が来賓として参加され、医学教育の現状と課題について、ご講演をいただきました。
本学からは、猪股雅史医学部長が医学部の概要について講演し、山本恭子医学科長が医学部医学科の教育について説明を行いました。また、学長特命補佐(ダイバーシティ・男女共同参画担当)の松浦恵子教授が医学部でのダイバーシティ推進について、講演しました。
本学の特徴的な教育として、以下の4つのテーマを取り上げ、他の大学や医学教育振興財団の先生方と、本学で教育を受けている学生との懇談会を行いました。

テーマ1:臨床推論を通じて育むリサーチマインド
テーマ2:未来につなぐ地域医療教育
テーマ3:実践的外科シミュレーション教育
テーマ4:AI/DXを活用した次世代医学教育の実践

参加された先生方には、本学の医学教育に大変興味をもっていただきました。医学教育振興財団の小川理事長からは、特別講演を行った松浦恵子学長特命補佐も、司会進行を担った学科長も女性であり、女性が活躍できる環境が整っている大学だとありがたい評価をいただきました。また、学生と教員の距離が近く、学生が教員に対して本音で意見交換できる関係性であることも好意的に受け止めていただけました。
2日間にわたり、熱い議論が繰り広げられ、大分大学の教育の強みを再確認することができました。

【事項7】「大分大学基金学生支援事業 大分大学活き² プロジェクト2025」活動開始

「大分大学活き²プロジェクト」は、本学の学生が自ら企画・運営するプロジェクトに対して、大分大学基金にお寄せいただいたご寄附を活用して、活動資金をサポートするものです。 学生の企画・運営能力の向上を目指すとともに、学生たちの活動によって、大学や地域社会の活性化につながることを目的としています。

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【事項8】令和7年度 後学期大分大学公開授業

大分大学公開授業では、本学公開授業に関心のある方を対象に大分大学の学生が受講する大学の正規の授業を開放します。開講される通常の授業を、学生と一緒に受講するものです。この機会に是非ご応募ください。

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【事項9】おおいた地域連携プラットフォーム教育プログラム開発部会生涯学習支援WG
  令和7年度「豊の国学」リレー講座

様々な角度から「豊の国(大分県)」を学ぶ機会を提供し、大分県民の生涯学習を支援するため開講します。
大分県内の大学・短期大学・高等専門学校リレー講座(1コマ90分)

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